米軍が恐れた日本

8月 28th, 2005 Categories: 1.政治・経済

大西洋戦争末期、米軍のB29大編隊が東京の下町を焦土化した。続いて、大阪、名古屋などの大都市を木っ端微塵にして、ヒロシマとナガサキに原爆投下で止めを刺した。終戦後は一転して天皇制と日本政府の維持を許し、経済復興を支援した。日本に対する、この辻褄の合わないアプローチはなんなのか。

IMITATION GOLDのウラニウム型原子爆弾「リトルボーイ(おちんちん)」炸裂から60年…果たして、こんな終末を迎える必要性が本当にあったのか?で、国民の50万人を空襲で虐殺したカーティス・エマーソン・ルメイの回想録を紹介している。

最初、この回想録に目を通した時、狂人の戯言か、自己正当化する言い訳に過ぎないとの印象だった。

ところが、終戦間際から始まるある小説を読んでいる時に、突然、インスピレーションを得た。

太平洋戦争で、米軍首脳は内心、日本の工業力を恐怖していたのだ。

だから、本土空襲がきるようになると、明らかな軍需工場のみならず、それらを下支えをしていた大都市の下町エリアを、徹底的に破壊したのだ。そこに居るのが、老人と女子供ばかりである事を承知の上で。

一方、日本の政治家や指導者を恐れては居なかった。

ムッソリーニや、ヒットラーにくらべれば、日本の指導者など恐れるに足らずだ。だから、終戦後にGHQが進駐したときに、天皇制も、内閣も、日本国政府もみんな残す事を許された。象徴的な戦犯が間引きされただけである。

戦後60年、米軍首脳が恐れた日本の産業力は、恐れたとおりの結果を顕した。米国が誇る自動車産業を、トヨタは敵地で撃破し続けている。

日本に一流の政治家はおらずとも、一流の産業力はあるのだ。

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