日本の労働者の絶望的な状況

3月 16th, 2010 Categories: 1.政治・経済

日本の労働者の最大の問題は、サービス残業でも賃金搾取でも新卒採用偏向でもありません。労働者自身が「転職しない社会」を正しいと信じている事です。それ故に、自らを企業という檻の中へ閉じ込め、その結果として雇用の流動性が低下し、様々な労働問題を生じさせています。

労働者が自らの利益の視点で考えた時、不況時は解雇反対の長期雇用が「利」となり、好況時は転職して待遇アップが「利」となる事は明白です。私の住む香港では、労働者は自分の利益に対して比較的合理的に行動するので、景気循環サイクルが1回か2回来る毎に、景気の立ち上がり時に多くの労働者が転職します。

行動に合理性がある時、人は理屈によって説得が可能です。非合理な信念に基づいて行動している人を、理屈で説得する事は困難です。Joさんが度々、日本の労働問題を説いても、馬耳東風なのはその為だからでしょう。池田信夫氏が述べている正しいセーフティー・ネットによって、大企業以外の労働者を救えるようにする事が、来るべき日本の労働者を救う唯一の処方箋かもしれません。

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One Response to “日本の労働者の絶望的な状況”

  1. haruki
    3月 19th, 2010 at 12:47
    1

    こちらこそ、ご丁寧にお返事有難う御座います。
    ありますね、そうゆう日本の組織特有の空気というか暗黙の圧力みたいなもの。1から10全て言わなくても、あとは気をきかせろよ!的な。
    自分の仕事は全て終わってるのに定時に帰りづらいみたいな。
    わざわざ海外に行ってまで、そんな職場や上司はできれば勘弁願いたいですね。
    また質問したいことが出てくるかもしれませんが、その時は宜しくお願いします。

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