「愛国心」の種類

3月 9th, 2010 Categories: 1.政治・経済

最近、テレビの討論番組だけでなく、ブログやTwitterでも愛国心という言葉をよく目にするようになりました。外国人参政権の問題が注目を浴びている事が、その主要な理由であると思います。愛国心はwikiによれば、「、国民が自らが育った、あるいは所属する社会共同体や政治共同体などに対して愛着ないし忠誠を抱く心情である」とあります。単純化すると、「国を愛する心」という意味です。

ところで、多くの人が「愛国心」という言葉を使うとき、そこにはいくつかの異なる意味(あるいは感情)が混ざっているように感じます。ある時は平和的な意味を持ち、ある時は外国に対する排他的な意味で使われます。ゆえに愛国心は、誰にとっても同じ意味で理解する事ができません。その理由を考察してみました。

結論から先に述べると、愛国心が場合によって別の意味をを持ち得るのは、単語の真ん中にある「国」の定義が、愛国心という言葉を使う人の目的により変わるからであるからであろう、という事です。以下に、文脈によって変化する「国」の定義を3つの種類に分類してみました。

1)政治的な意味での国土と人民(国体)。
2)文化的な意味での国土と日本民族。
3)物理的な意味での国土とその居住者(市民)。

政治家が「愛国心」という時は(1)であり、スポーツの国際試合における愛国心は(2)であり、自分の居住地を愛するという意味では(3)であろうと思われます。

上記のうちで(1)の愛国心は、人民を戦争という悲劇に巻き込むリスクを持つ、危険な用途があるようです。

追記:国民という言葉には「国」という文字が含まれ、その場合の国の定義は何か、というややこしい問題になるので、文中ではあえて人民という言葉を意図的に使いました。

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