美酒、蝉の如し

5月 26th, 2005 Categories: 日本酒

蝉の人生は長くて短い。何年も地中での地味な生活があり、羽化したとたんに華やかで短い最終章を迎える。美味しい日本酒も、蝉の一生に良く似ていると思う。

YGHマネージャーさんのおいしく日本酒を飲む方法へコメントを書いているときに、銘酒の一生と蝉の一生って似てるなと、ふと、思ってしまいました。

地味に地中で生きてきた蝉が、羽化したとたん華やかな鳴き声を振りまいて人生を全力疾走するように、蔵や冷蔵庫でじっと保存されてきた日本酒が、開封したとたんに華やかな香りを漂わせ、深い味わいで人を酔わせます。

そして、蝉の人生の最終章があっという間に幕を閉じるように、瓶に残った日本酒の華やかな香りや味わいは、数時間から数日のうちには飛んでしまい、後には面影を残す残滓となってしまいます。

そんなわけで、居酒屋で美味しい(といわれる)日本酒をボトル以外で頼むときには、いつ開封したものかに注意しましょう。そんなに高いお酒でなければ、ボトルの残りを自分達で飲み切ってしまい、新しいボトルを目の前で開けてもらうのも一つの方法ですね。

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