エコカー減税摩擦

1月 16th, 2010 Categories: 1.政治・経済

日本のテレビを見ていると、自動車メーカー各社が「エコカー減税」のプロモーションCMを盛んに流してます。このエコカー減税は販売促進の効果が高かったようで、麻生政権が始めましたが、民主党の鳩山政権になった後も景気維持の為に続けられています。また、エコカー減税に類する行政のプロモーションは、韓国や中国でも行なわれ、効果を上げているようです。

ところでこのエコカー減税プロモで、割りを食っているメーカーがあるようです。それが米国の自動車メーカーです。日経新聞の日本のエコカー補助「不平等」 米下院議員が声明 によれば、

「米民主党のサットン下院議員(オハイオ州選出)は6日、日本のエコカー補助が米国メーカーなどに対して不平等だとする決議案を下院に提出したと発表した。対日協議を直ちに開始し、世界貿易機関(WTO)ルールに違反している状況を改善するよう米通商代表部(USTR)に求めている。」

それに対して日本政府は、「日本政府は環境基準などに沿って、米国を含む海外メーカーの自動車も公平に扱っているとの立場をとっている。」という意見を述べ、米国のクレームを「いいがかり」であるとしているようです。

エコカー減税の対象となる環境基準が、米国車にとって不利であるという可能性があるかもしれませんが、基準が広く公開されているのであれば、「不公平」というにはあたらないかもしれません。

米国は、世界でもっとも資本主義の精神を大切にする社会であると理解しています。資本主義社会では、機会の平等は大切ですが、結果の平等を保障していません。市場では競争があり、勝つための努力があり、その中から勝者が生まれます。米国メーカーは、エコカー減税プロモに参加する為に、どのような努力を行ってきたのか、米民主党のサットン下院議員は、その事を明確にしてほしいと思います。

もし米国メーカーが、技術力の不足により、日本の環境基準に適合させる自動車をつくれないという単純な理由であるのなら、まずは燃費の良い環境にやさしいクルマ作りを進めればよいだけの事ではないでしょうか。

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2 Responses to “エコカー減税摩擦”

  1. 1月 18th, 2010 at 07:39
    1

    国産車でも燃費の計測に対して、自動車評論家などからクレームがあります(徳大寺有恒氏など)。

    まあ、今更アメ車が日本で売れるとも思えません。自分で作れないなら、例えばエンジンを日本車と同じもの使えばいいだけだと思うんですけどね(笑)。国際水平分業の時代です。

  2. bobby
    1月 19th, 2010 at 23:23
    2

    フロレスタンさん、仰る通りですね。

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