ライブドアが輝きを取り戻す為に

堀江貴文氏がライブドアと民事で和解したと、アゴラの記事で述べています。(更に詳しい和解内容はこちらへ)このニュースに、私は非常に残念な気持ちを抱きました。

ライブドアの前身であるオン・ザ・エッジは、堀江氏を含む大学生が資本金600万円で起業した零細企業でした。それが4年でマザーズに上場し、あたかも童話のわらしべ長者の童話のように、あれよと大きくなった会社です。ライブドアの急速な成長と、マスコミをにぎわすパ・リーグ球団や放送局の買収劇に、私を含めて多くの人が心を踊らせ、無名の若者でも、努力と度胸で、だれにでも成功する可能性がある事を示してくれたのだと思います。

そのライブドアですが、堀江氏の逮捕騒ぎ以来、なんだかやけに地味な会社になった印象があります。いまのライブドアは、IT業界の中では中途半端なサイズです。ヤフージャパンや楽天ほど大きくありません。現在の事業を維持するために、地味な経営をするには早すぎるように思えます。

ヤフージャパンも一時期そうだったと思いますが、どんなに有名になってもポータルだけには食えません。ネットワークの周辺事業を地道に拾っているだけでは、地味な中小企業から抜け出す事はできません。大企業へ脱皮する為には、ヤフーの孫氏が既存キャリアに宣戦布告してADSL事業に参入したように、アイデアと度胸で勝負をかける事が必要になります。

しかし、大博打ともいえる一発勝負を、ライブドアに残っているいまの経営陣ができるでしょうか?それができるのは、堀江氏しかいないと思います。ベンチャー企業が大きくなる為には、創業者の果たす役割は極めて重要です。スティーブ・ジョブズ氏が戻ってきた事で、アップルは再生しました。私はいつか堀江氏がライブドアに戻る日が来るだろう、そして再び日本のIT業界を湧かせてくれると信じていました。

だから、堀江氏が200憶円超の金銭でライブドアと和解したと聞いたときに、堀江氏はライブドアを見限った、と感じたのです。私はライブドアが、200億円で「輝ける未来」を売ってしまったのだと思えるのです。

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