身の丈に合った医療

12月 17th, 2009 Categories: 1.政治・経済, 健康

To be determinedのap_09さんと、「医療の市場経済化」について議論しています。ap_09さんは「医療に市場経済はそぐわない」という意見なのに対して、私は「医療は効率と経済のバランスが重要」という意見です。ap_09さんも、総論としての「バランスが大事」だという事は同じ意見のようですが、「どうすべきか」という各論では、ap_09さんからの反論記事によれば、正反対に近いものが多くあるようです。そこで、具体的な部分について検証してみましょう。

>なぜ予算を医療費から削る必要があるのかわかりません。

ap_09さんが参照された知って欲しい医療の現実―四つの誤解における、医療費抑制が不要だという主張は間違っていると思います。1993年の2.5兆円の赤字を皮切りに、現在までに865兆円にもなる巨額の財政赤字(借金)は、現象的には公共事業予算などの増大で生じたように見えますが、池田信夫blogによれば、実際には日本の潜在成長率が低下した為に、失われた20年が生じ、国が「貧乏」になったので政府の歳入(税収)が減った為と理解するべきではないでしょうか。

政府歳入が長期で減れば、医療も福祉も相応の予算とすべきで、その為にサービスレベルが低下するのは(気持ちの上では不愉快だが)合理的に考えればしかたのない事です。更に言えば、日本の場合は単年度で収支を合わせるだけでは足りず、865兆円の借金を返す為に、歳入より歳出を少なくする緊縮財政(もちろん医療も福祉も公共事業も)を数十年間行って、莫大な借金を返済しなければなりません。

>国内で認められていない治療法は、基本的に安全性が確認されていないというのが理由で、わざわざお役所が、患者がリスクをとらないように親切に規制しているのです。

ドラッグ・ラグ解消 薬価もカギにを参照願います。海外の製薬会社が、日本で積極的に新薬の申請を「行わない」理由が、製薬会社の見地から述べられています。製薬会社の意見は信用できないという事であれば、wikiのドラッグラグを参照ください。こちらでは、「現在一番問題とされるのは、法制的な問題の内、国内で承認されない状況が続いたり承認が遅かったりする場合であり、大抵は保険診療制度の上で、保険診療が受けられない患者の医療費負担の問題が最大のものである」と述べています。

wikiにもありましたが、これを改善するには、混合診療の範囲を広げて、先端治療や高額な新薬は、とりあえず「自由診療」へ移して、国家医療予算の範囲から外す事です。そうすれば、役人は先端医療や新薬が国家医療予算を減らす原因でなくなるので、承認時間の短縮やプロセスの簡素化など、制度改革を積極的にやってくれると思います。

「自由診療」へ出された医療は、民間医療保険により負担するようにして、大企業など負担力のある会社が、社員への福利厚生として加入するようにすれば、社会に広げられるのではないでしょうか。

その上で、日本の潜在成長率が高まり、政府歳入が長期的な増大傾向を示すようになれば、歳入規模に応じて、医療や福祉の予算を増やしてゆけば良いのではないでしょうか。

>そもそも欧米の臨床治験の被験者は白人中心なので、日本人とは薬の効き具合が違うのです。日本人への安全性と効用を確かめてもらわないと困ります。

これは理想論ですが、どれだけ現実的でしょうか。香港人、フィリピン人は、日本人と体格が酷似していますが、欧米で承認された薬が、簡単な手続で承認され、使用されています。地元の製薬会社が発展していない国は、だいたいがそういう承認手続きだと思われます。

>これらが5割も自己負担になったら、さっさと野垂れ死ねというのと同義です。

世界的に見ると、多くの資本主義国ではこれが現実です。英や北欧など医療費無料の国は、年間予算の範囲だけ患者を受け入れますから、予約の長い待ち行列があって、何ヶ月あるいは1年以上待たされる事があるようです。待っている間に死ぬ人も多いでしょう。高田ケラー有子氏によれば、デンマークで高齢の自殺者が多い理由の一つは、病気による身体的な苦痛だそうです。

医療費を無料あるいは低価格にすれば、国の予算の範囲に押し込めなければいけなくなり、受診できる患者数に限度が生じる。医療費をすべて自由診療にすれば、経済弱者が通常に医療すら受けられなくなります。

誰でもが最高の医療を廉価(無料)かつ公平に受けられるというのは、社会主義者の理想ですが、日本がいま、それが長期的に維持できなっているという現実と向き合うべき時ではないかと思います。

Facebook Comments
Tags:

11 Responses to “身の丈に合った医療”

  1. 12月 19th, 2009 at 10:57
    1

    おっしゃることは理論としては最もなのですが、日本は医療サービスレベルを下げなければいけないほど経済が深刻なレベルなのでしょうか。病気になったり怪我をしたときに安心して手当てを受けられるというのが、社会の活力を保つには重要なような気がします。医療を削るのは、戦時中の国民総動員制に近い、衣食が逼迫する一歩手前のレベルだと思います。レベルを下げる=弱者切り捨ての前にできることがまだまだあるのではないでしょうか。保健指導、予防の方が病人、けが人の発生を押さえてはるかに経済効果が高いです。これは病気や怪我について学ぶと言う意味では、医療リテラシーにも繋がると思われます。労働環境の改善も含まれます。また、慢性疾患のリスクである行動を取る人(たとえば喫煙)の健康保険料を上げると言うのも一つの方法です。ペナルティーはそういうまだ元気でピンピンしてる時にかけるべきで、実際の病人や障害者にまず一番にしわ寄せが行くのはどうかと思うのですが。

    ご紹介のWiki に「保険診療制度と自由診療制度の併用(混合診療)が可能となり一部改善された」とあります。
    これじゃ足らないということでしょうか。

    >混合診療の範囲を広げて、先端治療や高額な新薬は、とりあえず「自由診療」へ移して、国家医療予算の範囲から外す事です。
    これはその通りだと思います。ところで保険外診療を受けると日本では罰せられるのですか?薬事法を知らないので推測ですが個人で保険外で外国から薬を買う分には認められているのではないですか(間違っていたらご指摘下さい)。それで自由経済による医療の実現でよろしいのではないでしょうか。
    安全性を確認する前に枠を取り払うと、商売で薬を売る人が出て来ますから、本当に必要な人というより、不特定多数が安全性のわからない薬物に暴露されるリスクのほうが大きくなり、確認はちゃんとした方が良いと思うのです。

    >ドラッグ・ラグ解消 薬価もカギにを参照願います。
    参照致しました。つまり、日本には臨床治験に参加してまで、藁をもすがるような気持ちで、なんとか治療したいという病気持ちの人が少ないということです。ほら、申し上げた通り、外国人より総じて健康でしょ。
    外国の製薬会社が日本での新薬治験に余り積極的じゃないのも、巨額を投じても新薬発売後回収が見込める市場じゃないからですよ。
    大体日本で許可されてない薬剤や治療法で、決定的に何かの病気や外傷に良く効くというものがあったら、どなたか逆に、私にお教え下さい。

    >香港人、フィリピン人は、日本人と体格が酷似していますが、欧米で承認された薬が、簡単な手続で承認され、使用されています。
    日本人と体格が酷似してますけど、遺伝子は結構違う、生活環境も違う。従って病気も違うというのが私の実感です。

    >地元の製薬会社が発展していない国は、だいたいがそういう承認手続きだと思われます。
    日本じゃ基準無しにランダムで壮大な人体実験をしないほど、国民の安全性が優先されていると言う証拠で、誠に素晴らしいことだと思います。

    >>これらが5割も自己負担になったら、さっさと野垂れ死ねというのと同義です。
    >世界的に見ると、多くの資本主義国ではこれが現実です。
    正しくその通り。I could not agree with you more!
    日本は先進国に仲間入りしたのです。ありがたいことです。そこから降りなくて済むように一緒に考えましょう。

    >高田ケラー有子氏によれば、デンマークで高齢の自殺者が多い理由の一つは、病気による身体的な苦痛だそうです。
    これは世界的傾向のようですね。自殺王国日本で、現在の高齢者の自殺がデンマークより少ないんだとしたら(ホントですか?)、これもほんとうにありがたいことです。

    >誰でもが最高の医療を廉価(無料)かつ公平に受けられるというのは、社会主義者の理想ですが、
    の御主張において
    >「自由診療」へ出された医療は、民間医療保険により負担するようにして、大企業など負担力のある会社が、社員への福利厚生として加入するようにすれば、社会に広げられるのではないでしょうか。
    と、大企業に通常の社会主義以上の民間医療保険負担を提案されるのは矛盾してませんか?ますます経済活動が滞りますよ。

  2. bobby
    12月 19th, 2009 at 14:29
    2

    ap_09さん、

    >日本は医療サービスレベルを下げなければいけないほど経済が深刻なレベルなのでしょうか。

    もしap_09さんの年収が、20年前には800万円だったがのが年々減り続け、いまは年収400万円なのだが、この20年間ずっと、お金を借りて収入を補い、年間800万円の生活を続けているとしたら、それはまともな生活だと思いますか?

    もし年収が400万円のサラリーマンが、8600万円の借金があって、息子に借金を残さない為に20年くらいかけて返済しようとする場合、それでも年収並み(年収400万円)の生活を維持するべきだと考えられますか?

    日本国の860兆円の借金をどう認識するかにより、その後の方向性がまったく異なってくるのだと思います。私は、いまの日本の財政状況は、たとえば米クライスラーとか、JALのような危機的状況にあると思います。

    しかも日本は、長期的な潜在成長率の上昇(景気が良くなって政府歳入が増大)がまったく期待できない状況で、860兆円の借金地獄を次の世代へ渡さない為には、いまの世代が我慢して、10年から20年以内に借金返済を完了するべきだ、という意見です

  3. 風竜胆
    12月 19th, 2009 at 19:06
    3

    リクエストにお応えして、「「需要か供給か」という不毛な論争」についての評価ならぬエッセイを掲載しています。
    そもそも、経済とは、その時その時の社会構造に密接に結びついているものですから、過去のことが、今度も当てはまるとは限らないし、理論を確認するための実験も不可能なため、極端な言い方をすれば、誰も先のことなど分からないので、みんなで適当なことを言い合っているようなところがあると思います。
    しかし、うまくモデル化すれば、数学を使って奇麗に体系化できるので、私たち理工系の人間にもひかれるところがありますね。でも、どんなきれいな理論やもっともらしい理屈を並べても、それが現実に当てはまるかは別問題です。一応は眉につばをつけて聞いておく態度は必要でしょうね。

    http://blog.goo.ne.jp/magicgirl/e/9315d2b9c9625a9495583514cc96e7e1

  4. 12月 19th, 2009 at 22:20
    4

    >もしap_09さんの年収が、20年前には800万円だったがのが年々減り続け、いまは年収400万円なのだが、この20年間ずっと、お金を借りて収入を補い、年間800万円の生活を続けているとしたら、それはまともな生活だと思いますか?

    これはまさしく米国が国家をあげてやってきたことですね。もちろんまともだとは思いません。だからアメリカの真似しちゃだめなんですよ。医療の自由経済化はその内の一つですね。

    >もし年収が400万円のサラリーマンが、8600万円の借金があって、息子に借金を残さない為に20年くらいかけて返済しようとする場合、それでも年収並み(年収400万円)の生活を維持するべきだと考えられますか?

    私だったらしません。
    年収400万の私が、借金8600万円返済のため、必死で働いているとします。そこで疲労のためちょっと不注意で怪我をし、治療のために手術をしました。公的保険のカバーがなくなったので治療費を一括して払えず、さらに借金が増えました。動けないので働くことはできず、不況のあおりも加わって会社を首になりました。子供は高校生でしたが経済苦のために進学をあきらめ、家族を支えるために働き始めました。高校も卒業できないかもしれません。
    子供は学歴もスキルもないので仕事を見つけるのが困難です。ちゃんと就職できても給料は低く、昇給もありません。今や両親の面倒もみなくてはならないので、恋愛はおろか結婚して家庭を持つことを考えるどころではありません。日本では医療が自由経済化されましたが、高齢化による労働人口の現象、にもかかわらず介護の必要性はどんどん増加して若年労働はこれらを支えるためにも回され、若手人材が経済成長を牽引すべく能力を育てる土壌が消えました。
    政府は外国から安い労働力を受け入れ、この人たちは言葉も不自由、文化も違うので、周囲と軋轢が絶えず、犯罪は増え、地域社会を住みよく保つと言う状況ではなくなって、町の景観も荒れてきました。
    一方外国人留学生の手厚い援助は続いていたので、日本で高等教育を受けるのは外国人となり、社会の指導層は日本人より外国人で占められるようになりました。
    高齢者は病気になっても治療や介護に回るお金がなく、結局棄民状態になりました。

    ちょっと大げさですが、この可能性のほうがアリにみえます。

    >日本国の860兆円の借金をどう認識するかにより、その後の方向性がまったく異なってくるのだと思います。私は、いまの日本の財政状況は、たとえば米クライスラーとか、JALのような危機的状況にあると思います。

    アメリカのほうが失業率も高く、巨大な対外赤字国債を抱えしかも戦時中で、もっと深刻なような気がするんですが、日本みたいな悲壮感は(知らないけど。あるいはbobby さん個人?)漂ってませんし、活力ありますね。
    私には日本のほうがずっとマシにみえるんですけど。

  5. bobby
    12月 20th, 2009 at 09:26
    5

    ap_09さん、何度もコメントして頂きありがとうございます。ap_09さんと私の意見が、各論(実行部分)でかなり違うのは、いま話題にしているところの、「日本の経済状況」の認識の差によるものではないかと思います。

    >これはまさしく米国が国家をあげてやってきたことですね。

    米国は開拓民の文化が未だに色濃く残る国であり、共和党に属する国民の意見が非常に強く、医療も市場原理主義的になり、社会低層への制度的なセーフティーネットが非常に薄かったが、オバマ大統領は医療保険制度の導入に取り組んでいる、という事はap_09さんは私よりよくご存知の事と思います。

    米国の医療改革は、強すぎる市場原理主義の調整して、政府による医療保険制度の導入を行うのようです。(米国は国家の管理を嫌い、自主独立の精神が強すぎる人[共和党の党員]が国民の約半分?)

    日本の医療改革は、強すぎる社会主義的な政府の管理を調整して、もう少し市場経済的な制度を導入する事です。(日本は、国家の管理を望み、政府に依存しすぎている人が圧倒的に多い)

    いまの米国式は、経済弱者を切り捨てるという点を改善する必要がある。いまの日本式は長期的に見て経済的に困難であり、しかも国民の精神的な依存体質を改善できない、という点を改善する必要があります。

  6. bobby
    12月 20th, 2009 at 10:39
    6

    >ちょっと大げさですが、この可能性のほうがアリにみえます。

    このような反論は予想しておりました。しかしながら、これは例としてはおかしいと思います。私の趣旨は、400万円の年収があっても、ギリギリの貧乏生活に耐えて、借金を返済すべし、というものです。もしそこへ、病気や怪我の話を挿入して、「だから借金の返済はしない方が良い」となれば、その借金は、彼の子供たちが負の遺産を相続して、より悲惨な生活を続けて行くだけの事です。(これはあくまで、国を個人に見立てた例ですので、自己破産とか遺産放棄とかへもってゆくのは勘弁ください。)

    それから、民間の医療保険を企業が導入すると、経済が減速するかというと、必ずしもそうではありません。保険会社が集めた金は、運用の為に「株式市場」へ投資されます。(欧米では、保険会社の存在理由は投資資金を集める為である事が多い)株式市場が活性化すれば、上場している大企業は資金調達が容易になり、大きなメリットがあります。

  7. 12月 20th, 2009 at 23:37
    7

    >400万円の年収があっても、ギリギリの貧乏生活に耐えて、借金を返済すべし、というものです。もしそこへ、病気や怪我の話を挿入して、「だから借金の返済はしない方が良い」となれば、その借金は、彼の子供たちが負の遺産を相続して、より悲惨な生活を続けて行くだけの事です。

    私は医療というのはセイフティーネットにあたると考えています。壮年期で子供の養育期間に当たる親が大きな怪我や深刻な病気にみまわれたとき自己責任になると、怪我や病気自体で就労不能になり、働いて稼ぐことができなくなってしまいます。こうした時には十分な援助や手当てを受けて十分に回復してから、再び労働市場に帰って行くことが大事です。これがないと、そのまま世帯ごと貧困に転落し、子供の養育もできず、かえって社会負担になる人口の増大を招くのではないでしょうか。
    一時的な助けで、自分自身の生産性の回復と将来の生産力を養育できたはずが、恒久的に
    『彼の子供たちが負の遺産を相続して、より悲惨な生活を続けて行く』
    状況を生み出す事になりはしないかと言っているのです。

    >それから、民間の医療保険を企業が導入すると、経済が減速するか

    そんなことは言っていませんよ。公的医療に上限キャップをもうけて(たとえば高価な検査の繰り返しや単なる風邪に点滴治療)、それを超える分に民間医療を導入するのは良いことだと思います。

  8. bobby
    12月 21st, 2009 at 00:16
    8

    >私は医療というのはセイフティーネットにあたると考えています。

    それはその通りです。しかし、誰でも同じように(皆保険で)高度医療や新薬が好きなだけ使える制度が、いまの日本国の経済状態で可能かといえば疑問です。医療を無料にしている欧州の国では、年間予算範囲に納まるように年間定員を事実上決めています。日本は、予算定員が無いので、患者がたくさん来れば青天井になる。それを経済破綻寸前の国でやるべきか、という話しです。私は、日本が貧乏な借金国になっている今は止めるべきであるという意見です。

    >壮年期で子供の養育期間に当たる親が大きな怪我や深刻な病気にみまわれたとき自己責任になると、

    国民皆保険の範囲を狭めても、交通事故や普通の癌の手術等は国民皆保険で対応できるはずです。

    国民皆保険からはみ出す高額医療部分は、民間保険を任意で(会社または個人が)かければ良いのです。これが必要になる病気にかかる確率はそもそも非常に小さいので、多くの人が高額治療の医療保険を購入すれば、一人あたりの保険金は、掛け捨てで月額数千円程度ではないでしょうか。

    現実を見てください。国民皆保険といっても、フリーターなどの非正規就業者の多くは、社会保険にも国民保険にも加入しておらず、セーフティーネットの対象外です。彼らの多くは、自由意志で、ハイリスクを承知で非正規修業を選択しています。そういう人が、いまの日本には非常に沢山います。

    >>>>「自由診療」へ出された医療は、民間医療保険により負担するようにして、大企業など負担力のある会社が、社員への福利厚生として加入するようにすれば、
    >>>大企業に通常の社会主義以上の民間医療保険負担を提案されるのは矛盾してませんか?ますます経済活動が滞りますよ。
    >>それから、民間の医療保険を企業が導入すると、経済が減速するか
    >そんなことは言っていませんよ。

    すみません、そういう事を仰っているのかと勘違いしました。

  9. 12月 21st, 2009 at 08:50
    9

    bobby さん

    >それはその通りです。しかし、誰でも同じように(皆保険で)高度医療や新薬が好きなだけ使える制度が、いまの日本国の経済状態で可能かといえば疑問です。・・・私は、日本が貧乏な借金国になっている今は止めるべきであるという意見です。

    それが事実であればおっしゃることに理があります。
    この統計をどう解釈されますか?
    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1900.html

    >国民皆保険の範囲を狭めても、交通事故や普通の癌の手術等は国民皆保険で対応できるはずです。
    >国民皆保険からはみ出す高額医療部分
    医療費が高額となるとき、その高額ぶりは普段の生活感覚からはかけ離れています。心臓発作でERに着いて蘇生処置でもされたら、初日のコストは300万円位です(10年以上前の話です)。
    交通事故で開放骨折でもしたら、固定手術の後、感染症のコントロールとリハビリが必要になり、始めに救急ならびに手術、ICU 治療、そしてリハビリによる長期療養になり、個人の負担ではとてもやっていけません。外傷が複数臓器に及べばもっとです。
    癌も手術だけで治療がオワリになるのはよほど運の良い人です。普通長期療養です。
    随分昔ですが、どこぞの町立病院で保険のない外国人(不法就労者)が劇症肝炎で運び込まれ、当時人命尊重ということで血漿交換と言う治療がなされ(治療してもその当時死亡率40%程でした)、運よく回復しました。すると患者さんはドロンで、病院負担はン千万円にのぼり、病院存続の危機が叫ばれたそうです。今なら肝移植でもっとコストがかかるでしょう。移植を受けた人は長期に免疫抑制剤を必要とし、生涯どれだけ治療費が必要になるのか見当も付きません。

    確率は低いですが、1度あたりを引いて、それが個人負担になったら人生アウトになってしまいます。掛け捨て月数千円の保険が、果たしてリアルタイムに大部分の医療費をカバーしてくれるでしょうか?

    >国民皆保険といっても、フリーターなどの・・・社会保険にも国民保険にも加入しておらず、セーフティーネットの対象外です。
    社会保険はそうですが、国保は住民表のある住人である限り、たとえ外国人であっても、ちゃんと役所から通知が来て、強制加入です。

    >>>>>大企業など負担力のある会社・・・
    >>そんなことは言っていませんよ。
    私の方が勘違いしていたのかもしれません。
    事業主は各種保険組合に出資していると思ったので、公的保険への出資の上、民間保険まで負担するのはフェアじゃないと思ったのですが、それとも事業主の保険負担はそれ程軽いのでしょうか?

  10. bobby
    12月 22nd, 2009 at 09:13
    10

    ap_09さん、

    >それが事実であればおっしゃることに理があります。

    前に述べましたように、日本は20年間も貧乏化が進んでいるので、2000年前半からかなり経済成長した他の先進国と比べても、あまり意味がありません。

    下記の方のサイトの千賀さんは私と同じIT業界ですが、ap_09さんと同じ米国在住です。ご参考までに。

    http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/04/future_of_japan.html

    http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/12/despair.html

    そして、上記記事で紹介されていた、「日本がこんなに貧乏になった」という記事も下記に示します。

    http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090730

  11. 12月 24th, 2009 at 12:07
    11

    こんにちは。

    お時間のあるときにでも、ご覧下さい。
    http://blog.livedoor.jp/ap_09/archives/1996667.html

Comments are closed.