医療費削減と町の薬局の役割

11月 29th, 2009 Categories: 1.政治・経済, 健康

今日のサンプロは、事業仕分けで話題にされた「勤務医と開業医の給与格差」について、長妻大臣に意見を聞くコーナーが面白かった。この話題は、医療崩壊阻止に関する課題の一つと認識しています。

長妻大臣の意見を要約しました。
 2002年から、診療報酬が下がり続けているのが医療崩壊の原因だ。
 現在の診療報酬(34兆円)は増加させる必要がある。
 診療報酬の配分の見直しと適正化も必要。

番組中で田原氏が示した数字を下記に列挙しました。

診療報酬:
 年間34兆円
 計画経済で配分している。

医師の給与:
 勤務医年収 1479万円
 開業医年収 2458万円
  但し:
   医師の給与はまず病院へ払われる。
   勤務医は給料だが開業医は病院の利益を含む。
   勤務医と開業医は平均年齢が違う。

診療科ごとの給料の比較:
 整形外科  4200万円
 眼科    3100万円
 皮膚科   2800万円
 産婦人科  2500万円
 内科    2300万円
 神経科   2000万円
 外科    1900万円
 耳鼻咽喉科 1800万円
 小児科   1700万円

医師の数:
 人口1000人あたりの医者の数が2.1人で先進国最低。
   ちょうとアゴラで、井上氏が医師増員のため、医学部を廃止せよを投稿し、コメント欄で医学部の是非で盛り上がっています。私は、医学部を廃止する必要はないが、医学部卒を国家試験受験の必須条件にする必要はなく、弁護士の試験のように、誰でも受験可能にするべきではないかと考えます。また井上氏は、薬剤師に薬学はいらないとの主張を展開されていますが、同意します。薬剤師の主な就職先である薬局では、病院近くの薬局を除き、医師の処方箋の不要な薬の販売がほぼ全てです。私の親類があるドラックストアチェーンで長年、店長をしていますが、彼は必要な業務知識として薬の勉強はたくさんしていますが、薬剤師ではありません。そして、薬剤師ではない事で、日常の薬局業務を行う上で特に問題はないようです。(もちろんお店には薬剤師もいるそうですが...)

このように形式だけを求める不必要な規制は、すぐに緩和するべきでしょう。近所の薬局で、薬剤師の指示も医師の処方箋も必要なく購入できる薬の種類がもっと広がれば、税金による医療サービスが減少する可能性はあります。

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18 Responses to “医療費削減と町の薬局の役割”

  1. ap_09
    11月 29th, 2009 at 23:39
    1

    間違っていたらご指摘をいただきたいのですが、

    このご記事から推察すると、資格取得の簡便化というより
    せっかく専門知識や技術を身につけても
    薬剤師にはその専門性を発揮できる職場がほとんどない

    というふうにみえるんですが、

    どうなんでしょう。

  2. ap_09
    11月 30th, 2009 at 00:49
    2

    市販が許可されている薬剤だとしても、

    たとえば、お客さんに、誤って正しい方法で保存されていなかった薬を売ってしまって、どうやら副作用が起きてしまったとします。
    その誤った保存法により、どのような薬理作用の変性化学物質が生じたとか、その薬のバッチ、ロットナンバーから、製造過程でどのくらいの差で有効成分の強度の変動幅があるとか、どんな痕跡物プロフィールがその特定の売られた薬にあり、保存状態の違いでこれらの痕跡物に何が起こるか、そしてそれらの変性した痕跡物質と有効成分との反応は何なのかとか、事故の際に、製造元からコンピューターで即時にデータが入手できるとしても、薬剤師さんがいなかったらデータを読むことができませんよね。
    そして、こういう情報は、お客さんが救急病院に運ばれたとき、決定的に重要になるかもしれません。

    普段専門家の必要の無いレベルの業務がほとんどだとしても、こういうときのために薬局には薬剤師が必要ということだと思うんです。

    テクノロジーの発達で便利で有効な製品が増えれば増えるほど、専門知識は高度化し、専門家の需要は増えると思うんですよ。

  3. bobby
    11月 30th, 2009 at 09:57
    3

    ap_09さん、コメント有難うございます。

    >このご記事から推察すると、資格取得の簡便化というより

    医師の資格試験については簡便化を、薬局における薬剤師の役割については規制緩和をしてはどうかと考えました。

    >たとえば、お客さんに、誤って正しい方法で保存されていなかった薬を売ってしまって、

    まずは誤った保管方法が起きないようにする為の方法についてです。1人の薬剤師が複数のお店を兼任できる条件で、薬剤の管理(保管も含む)責任者として任命するか、行政が薬剤管理の講習を店長等へ行って管理者資格を与え、管理指導(マニュアル化や定期的な教育)を行うようにすれば良いのではないでしょうか。レストランの食品管理は、同様の方法で調理師免許資格者が管理責任者になっていたと思います。商品の品質管理は、コンビニなどでは常識化していますので、素人でも十分に可能であると考えています。また、現実問題として、ドラッグチェーンで働く薬剤師の転職は極めて多く、頻繁に入れ替わるので、商品管理は実質的に店長の役割になっているようです。

  4. bobby
    11月 30th, 2009 at 10:10
    4

    次に保管の問題が生じた場合のシナリオについて考えて見ます。

    >薬剤師さんがいなかったらデータを読むことができませんよね。そして、こういう情報は、お客さんが救急病院に運ばれたとき、決定的に重要になるかもしれません。

    このような場合、間違った保管方法による薬品の副作用と、それを服用した人の症状との因果関係は、よほど急激な副作用でもない限り、患者本人がすぐに気がつく事は稀なケースであると思います。私の例で恐縮ですが、私はある抗生剤にアレルギーがあり、服用すると口中の粘膜に水泡ができます。しかし、私が自覚的に「この薬でアレルギーが」出ると認識したのは、3回目の発症(最初の発症から1年後)の時でした。

    また、飲用した薬品と副作用との相関関係を患者が想定でき、患者が薬局の電話番号を覚えており、たまたま業務時間内でお店に連絡がつき、薬剤師がその時にお店に居たとしても、問題の前提である薬品の副作用は保管問題に起因してるので通常の副作用の想定外であると思われ、患者の問題と薬との因果関係をすぐに結び付けられる可能性は、全体として極めて困難ではないかと想定されます。

    この場合に想定されるのは、もし患者が救急病院で死亡し、その為に病院が警察へ届け、警察が捜査を開始した後で、幸運にも薬の副作用についての仮定がなされ、その後に薬と薬局の関係が表面化し、更に薬の保管問題に行き着いたところで、はじめて薬と副作用についての因果関係が表面化して、更に製薬会社が保管問題による品質劣化と副作用の因果関係を認めた場合において、薬の副作用の因果関係が正規に認められるのではないかと考えました。しかしここでも劣化した薬品がどのような副作用を及ぼすかは、なんらかの実験を行わないと検証できないと思われますので、そう簡単に因果関係を証明する事はできないのではないでしょうか。

  5. bobby
    11月 30th, 2009 at 10:26
    5

    >テクノロジーの発達で便利で有効な製品が増えれば増えるほど、専門知識は高度化し、専門家の需要は増えると思うんですよ。

    ドラックストアの販売員の資格は既に制度化されているようです。個人的には、第二類に含める医薬品の範囲が狭すぎるので、この程度では十分ではないと考えています。ただ、行政から見た医薬品のカテゴリ分けは、消費者が許容可能な自己責任分担と強い相関関係があると思われます。消費者全体の医療リテラシーが高まれば、結果として、行政の規制ももっと緩和されるのでしょう。その為にも、学校の保健体育の時間には、医療リテラシーを高める教育をもっともっと行うべきであると考えています。
    http://veeschool.com/contents/top/contents_05/182/index.html#01

  6. 11月 30th, 2009 at 12:33
    6

    こんにちは。少し疑問に思ったのですが、
    >医師の給与:
    >勤務医年収 1479万円
    >開業医年収 2458万円
    はいいとして、
    >診療科ごとの給料の比較:
    の最低額が小児科で1700万円になっています。
    もし診療科ごとの給料がこんなに高かったら勤務医の年収はもう少し上がっていないでしょうか?

    中央値、平均値、最頻値などその集団を特徴づける代表値をもとめる方法はさまざまですが、そもそも標準正規分布をとらない給与に平均値をあてて代表値とするのは間違っているように思います。

  7. ap_09
    12月 1st, 2009 at 10:34
    7

    Bobby 様、
    おっしゃるとおりですね。私の例は脳内妄想に近く(笑)、実際に起こりそうなことはBobby さんのご経験やご説明の通りですね。

    Bobby 様、
    おっしゃるとおりですね。私の例は脳内妄想に近く(笑)、実際に起こりそうなことはBobby さんのご経験やご説明の通りですね。

    それでも、「薬剤師に薬学はいらない」には抵抗を感じますね。人が何年もかけて勉強したことに価値がないというような言い方はちょっと。現在の町の薬局業務に薬剤師の資格は必ずしも必要ないならわかりましたが、薬学の知識があり、薬剤師資格を持つ薬剤師さんはやはり必要ですよね。

    コメント3でおっしゃられているような販売の仕組みは私も似たようなことを考えました。また実際にご紹介のウェブサイトも拝見して、状況に応じて制度も変わっていっているようで少し安心しました。病院にかかることについては、リテラシーの高い方は自分である程度治療するのも良いですし、気軽に安く(本当は保険がカバーしているだけで実際にはそんなに安くありませんが)医者にかかれるというのも、私は日本の良い点だと思っています。

    医師の資格について、もっと敷居を下げた方が良いとのご意見ですが、どのように簡素化できるとお考えですか?実験や実習、講義で単位をとることもなく、自分で本を読むだけで、試験がクリアできるレベルになれると思われますか?

    医療リテラシーについて、私の母などは全くのど素人でしたが、子供のとき病気になって医者から薬の処方や看護の仕方等、説明されて帰って来ると、自分で子供の状態を見て、勝手に薬を止めたり、食物など言われたとおりになどまずしませんでした。ところがほとんど、母の自分の子供に対する見立ての方が、正しいんですね。こういう人日本には多いんじゃないかと思っています。医者には一応行くけど、結構自己流に修飾してるっていう。
    もっともbobby さんのおっしゃりたいのは制度的に規制が強すぎて、薬の使用に自由度が無いのが不便とのご意見ですが。
    一方、薬屋に行かず、ちょっと手間かけて医者にかかると、薬代の自己負担は10%と言う考え方もできますけど。

  8. bobby
    12月 1st, 2009 at 11:37
    8

    AP_09さん、

    >それでも、「薬剤師に薬学はいらない」には抵抗を感じますね。

    感情的に「抵抗を感じる」事は理解できます。もし当事者であれば、このような意見は、自分の価値を不当に下げられたように感じるものです。井上氏の記事が「説得」であれば、この表現では失敗です。記事の目的が「問題の炙り出し」あるいは「議論の喚起」であれば、目的はかなり達成されたのではと思えます。意図してやっているのであれば、井上氏はなかなかの策士ですね。(笑

  9. Yajikita
    12月 1st, 2009 at 12:06
    9

    医療の荒廃は、子供や老人の医療費の無料化が原因ではないと思っております。
    これは社会主義政策であり、社会主義の末路は下に合わせた平等になります。
    日本は結果の平等が求められます。よって、高度医療が必要な人には行き渡らない。
    無料は否定しませんが、すべての医療ではなく英国ののNHSのような最低限の医療の保障を行い、それ以上は有料にしていかないと更なる荒廃を生むでしょう。

  10. bobby
    12月 1st, 2009 at 12:10
    10

    (続き)
    薬局やドラッグストアチェーンに、現在のレベルの薬剤師が常駐する必要性については大いに疑問です。しかし、別の役割を与えれば、大いに活用できると思います。以下はいわゆる妄想の類です。読んでもあまり気を悪くしないでください。

    薬局にいる薬剤師に、店頭での簡易的な診断と、それに基づく薬の処方を出す(つまり自分で診断し、処方して自分で売る)機能を持たせる。

    localsgさんが述べておられますが、医療崩壊の原因は医者不足でなく患者が病院へ来る回数が多すぎると述べられています。私もこれには同意します。開業医は医者=社長なので、忙しい=儲かるので嬉しいでしょう。しかし病院の専門医が、軽微な症状の患者の診察に時間を奪われるのは大問題です。

    私の別の記事にも書きましたが、親族が入院して専門医とコミュニケートする機会がありましたが、いつも疲れているようでした。どんな職業でも同じですが、疲れているとモチベーションが下がります。専門医の場合には、患者に対する診断や治療の熱意や下がり、仕事が漫然とルーチン化して、効率や生産性も下がります。先月、手術に立ち会う為に帰国しましたが、別の症状があって手術が延期されました。そしたら、次の予定が開いているのは1ヶ月先と言われました。

    軽微な症状の病気や怪我で、病院すらも行きたくない人でも、仕方なく最寄の病院へ来ています。こういう人が、面倒を理由に「自費」で薬局で薬を買うようになれば、病院へ来る患者が減り、医者の時間が増え、税金による医療予算も減らせるのに、と考えています。

  11. bobby
    12月 1st, 2009 at 12:27
    11

    >私の母などは全くのど素人でしたが、子供のとき病気になって医者から薬の処方や看護の仕方等、説明されて帰って来ると、自分で子供の状態を見て、勝手に薬を止めたり、

    乳幼児は、夜中になると急に高熱を出して両親を困らせますね。ここだけの話で恐縮ですが、うちの息子が乳幼児の時はフィリピンに住んでいたのですが、(翌朝までの)緊急用として長期保存可能な状態の幼児用抗生剤と解熱用座薬を常備していて何度か助かりました。

  12. bobby
    12月 1st, 2009 at 19:24
    12

    肉団子さん、コメント有難うございます。

    番組中で長妻大臣が給与の金額について、母数が少ないような事を言っていました。田原氏のフリップのネタ元が、政府の数字を引用しているのであれば、官僚が何らかの意図をもってこの統計数字を作成したという事なのでしょうか。

  13. bobby
    12月 1st, 2009 at 19:48
    13

    Yajikitaさん、久しぶりのコメント、有難うございます。

    最近、私の親族が高額医療費制度の恩恵に預かる機会があり、日本の制度の素晴らしさを実感しています。と、同時に、医療制度に対する危機感を強めています。厚労省が高度医療の保険適用をしぶる傾向があるのはなんとなくうなづける気がします。

    私は英米の医療制度をインターネットで読みかじった程度にしか知りませんが、香港の医療制度は英米の中間あたりにあるのではないかと考えています。香港には政府病院があり、香港IDカード保持者はだれでも無料に近い金額で診療を受けられます。車に轢かれて大怪我をしても、支払い能力を示さなくても手術をしてもらえる程度の公的医療制度があります。

    その一方で、ひとり年間数万円~十万円程度の医療保険を社員に、福利厚生として購入している私企業がたくさんあります。この医療保険を使うと、プライベートクリニックと病院での入院治療のどちらにも(限度額はそんなに高くありませんが)使えるようになっています。

  14. aobatyouzai
    12月 2nd, 2009 at 16:07
    14

    薬剤師です。
    非常に興味深い議論だと思い、コメントしました。

    親戚の方は薬剤師ではないが困らないとの点ですが、それはそもそもドラッグストア自体がそのような指向性を持っているということです。薬剤師でなければ販売できない(対応できない)状況は利益を圧縮する訳ですから。

    次に簡易診断と処方権の件ですが、これは2つの点を是非知っておいて頂きたいと思います。
    一つは、上記のように消費者の自由な嗜好によって市販薬を販売する(ウォルマートに代表されるような)米国型と対照的に理解されている『欧州型の薬局』では、元来市民は薬局で症状を薬剤師に話すことで薬を購入する文化が根付いていることです。
    もう一つは、皆さんが病院にかかることで入手している医療用医薬品は、処方せん薬と非処方せん薬に分かれていて、(保険財政を圧迫しない自費での購入であれば)既に解禁されており、今後の議論によっては拡大の余地があるでしょうが、難しい議論ですし一般世論は結局、医療制度に詳しくないので動きようがないという膠着状態という点です。

  15. bobby
    12月 2nd, 2009 at 16:43
    15

    aobatyouzaiさん、コメント有難うございました。

    >今後の議論によっては拡大の余地があるでしょうが、難しい議論ですし一般世論は結局、医療制度に詳しくないので動きようがない

    良し悪しは別にして、抗生剤・毛生薬・バイアグラなど「薬品の並行輸入」ウェブショップを利用する国内消費者はいまでも少なくありません。

  16. aobatyouzai
    12月 2nd, 2009 at 17:01
    16

    (続きです)
    次に日本における医療リテラシーと自己責任分担、規制緩和についてですが、私の理解が間違ってなければ、政府も医療について国民がよく知ることを望んでいるようです。
    規制緩和という点では、薬剤師でない者でも販売できる制度がスタートし、医療用から市販薬への転用(スイッチOTC)の促進を表明していますのでその方向で進んでいます。

    これまでの日本の医療保険制度(市販薬より病院が安くて医者は丸儲け、患者は医者におまかせ)は、高度経済成長を素地にした歪んだ制度(国民の政治リテラシーが低かった)と私は思っています。
    日本が通常の国に転落する過程で、次のように解決できない問題を抱えることになった訳ですから。
    □ 医療に高コスト体質が浸透し減額しきれない。
    □ その反動で、公的医療の手前(自費での治療)に米国型薬局を採用せざるを得ない(欧州型はその質を担保するため株式会社での運用等を制限することとなり、高コストとなる)
    □ このため医療‐薬局間の質の格差が大き過ぎ、医師がやれば医療裁判で敗訴することが間違いない行為を市販の世界では平気で客に薦める(客の自己責任?)

    「企業保護を至上とし、失策を当然のように国民に押し付ける」のが日本の政治の特徴だとしたら、やはり医療でもその姿勢は貫かれているのだと思います。

    それを理解するために、このような議論は非常に意義があるのだと思っています。

  17. bobby
    12月 2nd, 2009 at 18:43
    17

    >aobatyouzaiさん、
    私も、そのような議論が社会的に盛り上がる事が重要だと思います。

    その上で、ほっていても治るような軽微な疾患や、薬をのめば治るような疾患について、税金による医療から切り離し、一般人の医療リテラシーの向上と、自己責任と自己負担による「薬局」の利用がセットで行われて、日本の医療のスキームが時代に適応できる事を願っています。

  18. 12月 3rd, 2009 at 14:06
    18

    >官僚が何らかの意図をもってこの統計数字を作成したという事なのでしょうか。

    でしょうね。

    医療費が減れば医者の年収が下がるという錯覚を起こさせて、国民のルサンチマンを利用し医療費削減への反発を減らすのが今までの厚生労働省=財務省ラインの戦術ですから。収入が減っても人手不足の医師の給与待遇を下げる前に、なり手はいくらでもいる事務員から削られて、最後には待遇悪化を理由に看護婦と医者が逃げ出して病院が潰れます。小児科が潰れ、救急が潰れ、産科が潰れ、そうなって困るのは近隣の住民です。

    こういう仕組みは広く知られるようになったので、最近はこういう古い手口に騙される人もそう多くはないとは思いますが…。

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