十勝沖でメタンを大量放出か?

4月 19th, 2005 Categories: 1.政治・経済

といっても2万年くらい前の事です。今日の朝日新聞に、「最終氷河期 メタン放出で温暖化? 海洋研究開発機構」という見出の記事が掲載されました。

朝日新聞の記事はこちらを参照ください。

私が以前に書いた氷河期関係の記事はこちらを参照下さい。

新聞記事の内容を私なりに要約すると...

最終氷河期の最も寒い時期から氷が溶け出す時期にかけて、十勝沖で大量のメタンが大気中に放出された痕跡を見つけた。メタンはCO2の20倍の温室効果があり、急激な温暖化のきっかけになった可能性がある。

さて、今日のポイントは氷河期とか、温室効果についてではありません。

そんな氷河期の真っ最中に、広範囲のメタンハイドレート(メタンクラスレート)化合物が壊わした原因についての(簡単な)考察です。

その前に、メタンハイドレートについて簡単な説明をします。深海の高圧環境のもとで、常温常圧環境の200倍(理論値)ものメタンガスが、水の分子の隙間に詰め込まれます。そのようにして出来たメタンハイドレートがいったん凍ると、氷の中で安定した状態になりますが、衝撃を与えると物理的に壊れ、中のメタンが出てきます。

セブの某日系メーカーにいる友人が大学時代、メタンハイドレートの先駆的な研究を行い、学会の発表会場でアイスキャンデー状のメタンハイドレートを持ち込み、その氷に火をつけて燃やす(氷を燃やす)デモンストレーションを行ったと言っておりました。

氷状態のメタンハイドレートを部分的に壊すと、壊れた面のメタンが外へ出てくるので、まるで氷が燃えているように見えるそうです。

さて、十勝沖の氷原に広範囲に存在したメタンハイドレートは、いま説明したように物理的な衝撃により大気中へ排出されます。

広範囲の氷原へ物理的な衝撃を与える原因といえば

巨大隕石

巨大地震

やはり、この2つが考えられます。

地震や隕石の落下は、その近辺の海底に地質的な爪あとを残すでしょうから、今後そのような痕跡が発見されるのではないかと、今から楽しみです。

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