岡田外相の「天皇発言」の是非

10月 25th, 2009 Categories: 1.政治・経済

岡田外相の「天皇のお言葉」発言に対して、livedoorニュースのBLOGSで、正反対の意見があります。自民党の塚田一郎氏は、「象徴天皇として政治的に中立な立場で述べられるお言葉がその都度違うことのほうがむしろ不自然です」と述べています。一方、北村隆司氏は、「もし、これまでの内閣が「天皇のお言葉」を「見直しもせず」黙認してきたとすれば,天皇の「国事」をないがしろにした怠慢です」と延べ、「宮内庁の役人」の作文の見直しについては、「当然あってよい事で、これを「政治利用」などと言って批判するのは全くの見当違いです」と結論付けています。

二人の意見を分析すると、北村氏の記事の方が論理的に辻褄があっているように思います。天皇のお言葉が、内閣の助言と承認の必要な宮内庁の「役人の作文」であるのなら、作文内容に内閣の一人である岡田外相が意見を言う事自体に問題があるとは思われません。

また、その意見の内容が、「天皇の思いが少しは入ったお言葉をいただきたい」という事であれば、その内容自体にも問題があるとは思えません。

もし「天皇の思い」がその時の政局に影響を及ぼす非中立的なものであれば、その時は内閣が必要に応じて助言を行えば良いのだと思われます。もしも、そういう助言を要する事態を招かない為に、宮内庁の役人が、毎回同じ内容にしているのだとしたら、それはあまりに事なかれ主義であり、良い事だとは思われません。

天皇が政治的に中立である事と、自分の思いをまったく表わさない事とは、別だと考えます。

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