英語の学校へ通わせる事を考えているお母さんへ

3月 25th, 2005 Categories: 海外子女教育

子供をインターナショナル校へ通わせようと考えているお母さんに、英語の勉強方法について提案があります。入学準備のための英語の勉強は、会話力よりも読む力を重視すべきです。優先順位としては、まずは文章を読む力、次に大人の会話を聴く力、最後に自分から話す力をつけるようにした方が良いと思います。

インター校へ入学させる準備として、どの家庭でも英語の補習を考えていると思います。そのとき、どのような勉強(補習)をさせる事を考えていますか?

多くの家庭では、まず英語会話力のアップを考えていると思います。駅前留学とかいったテレビの宣伝でも、英会話が主力と思います。授業が始まると、先生の言っている事を理解する為には英語会話(聴く力)が必要です。ですから、英会話が不要だなどとは言いません。

でも、実際にインター校での授業が始まると、意外な事実に気がつく事でしょう。

【優先順位1 読む力について】
子供用の小説(いろいろな国の物語を集めたもの)、子供用の科学記事の本、子供用の英字新聞などが、あまり辞書を使わなくても読めるようにする。

このブログでも度々書きましたが、インター校の授業は、両親がネイティブな英語を話す家庭を前提としていますので、教科書の英語レベルは、大人の普通会話に近いレベルと考えるべきです。

また、入学希望する学年の英語で書かれた問題集(英語、数学など)を取り寄せて、問題を解いてみる事も良い練習になると思います。テストや宿題で使われる問題文は、小説などの英語とは違った、独特の言い回しです。慣れないと問題の意味すらつかめません。

私が香港で最初に入社した会社の上司は日本人で、小学校6年生の息子さんがいました。日本人学校では、割と成績は良いほうでした。中学校1年になるときに日本人学校からアメリカンインターナショナル校へ入学しましたが、最初の1年間は問題が解けずに留年しました。翌年はギリギリで進級できました。この息子さんが直面した問題は、テストの問題文の意味をよく理解できなかったのです。

【優先順位2 聴く力】
私の経験から、 聴く力 > 話す力 としました。インターの教師は、あなたの話す英語を基準にして、あなたと話す英語のレベルを調整します。あなたのクラスメイトも同じです。話す力が勝っていると、聴く力を上回るレベルで話しかけられるので、会話の内容が理解できずに苦労する事になります。

ネイティブスピーカーの発音に慣れないと、よく知っている単語でも聴き取る事ができません。聴く力を養う教材は、どこででも調達できますから、それについては書きません。それに聴く力は、入学後にどんどん向上しますので、入学時の面接(口頭試問)をクリアできるところが最初の目標と思います。

【優先順位3 話す力】
大事な事は、相手が話す言葉を理解する事です。理解して、それに対する返事をするときには、相手の英語レベルに(無理して)合わせる必要はありません。自分の意思が伝わる事がもっとも重要な事です。
なるべく簡単な単語で、短くシンプルに答えられれば良いと思います。

また返事する内容を日本語で考えて頭の中で英訳しようとすると、より高度な英語力が必要になるので、答えたくても答えられなくなります。これは恐らく、英語で会話しようとする多くの日本人が直面する問題です。そもそもリアルタイムに日本語から英語へ翻訳するのは、通訳という専門職がいるくらいで難しいのです。

より容易に会話を成立させるために、頭の中ではじめから英語で答えを組み立てる練習をしましょう。日常の会話レベルなら、たいがいは簡単な言葉だけで話す(意思を伝える)事ができるはずです。難しく考える必要はありません。

これらの内容は、海外留学を考えている人にも適用できると思います。

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