貧困家庭の大学進学を助ける効率的な方法

9月 9th, 2009 Categories: 1.政治・経済

山内康一氏が蟷螂の斧というブログ記事で、大学教育の無償化は経済格差を更に拡大させるものだと批判しています。

「子どもの大学進学率は、親の所得以外に親の学歴等の家庭環境に影響を受け、学費が無料になっても、貧しい家庭の子どもの進学率が大幅にアップするとは思えません...マクロに見ると、貧しい家庭から、裕福な家庭への所得移転になりかねません」

私もこの意見に賛成します。私が子育てした経験では、家庭内での子供の教育(それと進学意欲)は、母親の影響が非常に大きいと思います。そして母親の教育意識は、彼女自身の学歴や育った家庭の影響が大きいと考えます。

ですから山内氏が提案した下記の提案は、必要最小限の予算で、貧乏な家庭から進学したい人を助け、貧乏で大学へ行けなかった人が後から大学へ行く事を助けるという意味で合理的であると考えます。

1)低所得の家庭の子どもに対する奨学金の大幅な拡充。

 (所得が一定額以下の家庭の子どもには無条件に奨学金を提供する。)

2)貸与の奨学金に関しては、親の所得に関係なく、すべての希望者に提供。

3)いったん社会に出た後、大学に戻りやすい制度の充実。

 (必ずしも高卒後すぐに大学に行く必要はありません。学費を自分で稼いで大学に戻る、というモデルを社会的に評価すべきです。高卒直後の受験生より、高卒後働いた受験生を優遇するのもよいと思います。)

如何でしょうか。

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One Response to “貧困家庭の大学進学を助ける効率的な方法”

  1. 9月 12th, 2009 at 11:59
    1

    貧しくて親の学歴の低い家庭では、子供に興味や好奇心、向上心を与えるような環境ができにくいと思います。端的に言って、本、それも漫画や雑誌でなくきちんとした内容のある単行本、のあるなしです。

    私が子供の時は、祖父母も同居で公立学校教師の父親の給与だけでしたから、家計はしんどかった。
    遠出のレジャーなんてほとんどなし。服も新しいのなんてめったに買ってもらえなかった。でも、本がたくさんあったのと、両親が必要な本はいくらでも買ってよい、と言ってくれました。小学生の時は学習図鑑が主な愛読書でした(笑)。

    おかげで日本で一番偏差値の高い大学に入れました(^_^;)。

    戦前は師範学校などもあり、貧しくても意欲のある子供は上級学校に進学できる道があった。
    どうせ税金投入するなら、小学校の低学年くらいのうちに、貧しい家庭の子供で将来性のありそうなのを発掘して寮に入れて教育するような制度があってもいいのではないかと思います。

    どうやって選抜するのかは簡単です。教師に「生意気で気に入らない」子供のリストを造らせればいいんです。その中からIQが高いのを選べばいい。優秀な奴はおしなべて小さい頃に、その優秀さ故に教師に嫌われています。

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