政治と科研費

池田氏がこちらの記事で、科学技術というバラマキを批判しています。私は科学技術の発展には肯定的ですが、何の長期戦略もなく、政治家の都合や気まぐれによって、何億円もの予算が大学へばら撒かれるのは困ったものだと思います。

第二次橋本内閣の時に、京都議定書が決議されました。その流れの中で、橋本氏の「鶴の一声」でメタンハイドレートに関連する科研費があちこちの大学へばら撒かれたそうです。現在は中国の東莞で工場を管理している私の友人は、たまたまその時に北海道の某国立大学の研究室で修士課程の課題としてメタンハイドレートを選択した第一期生で、研究費はたっぷりあり、うるさい先人はおらず、無人の荒野を行くがごとくに何でもやれて、非常に有意義な研究生活を送ったそうです。

そういえば地球温暖化問題も、政府と政治家が主導でキャンペーンを進めている訳ですから、そうとう大きな科研費が有力な教授の研究室へばら撒かれたのでしょうね。そういう状況では、科研費をもらっている人たちが温暖化問題を批判する事研究室にとって「害あって益なし」といえます。

考えてみれば、政府が学会の意見を科研費で買収するが如き行為は、民主主義社会としては如何なものかと思う次第です。

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