日本人家庭における英語習得の限界

2月 27th, 2005 Categories: 海外子女教育

突然、最近の話題になりますが、息子の宿題を手伝っていて気が付いた事がありました。我々が中学で始めた英語と、インター校の1年生が勉強する英語にはかなりのギャップがあります。

インター校の授業は、たとえ小学校1年生でも英語ネイティブ家庭を前提にしています。日本人家庭の子供と英語ネイティブの家庭では、子供が習得している英語力のレベルにかなりの違いがあります。

うちの息子は、年齢に応じた英語の会話は十分にこなしていると思います。学校の友人や、近所のフィリピン人の友達などとの会話にはなんの問題もありません。しかし、授業で使うテキストは、それよりもかなり高いレベルを要求されています。

まずは日本人家庭における日本語について考えて見ます。幼児に話しかける大人は、しばしば「もちもち」とか「パパでちゅよ」等の幼児言葉を使います。しかし子供が幼稚園の年長くらいの歳になれば、話す内容はかなり普通の言葉になりますよね。大人が大人の言葉で子供に話しかけますから、文法や単語もかなり複雑なものを知らず知らずに使っています。

この事は、英語ネイティブ家庭で両親が子供へ話しかける場合も同じと思われます。両親は、ふつうの言葉で子供に話しかけますから、子供は大人が話す文法や単語を自然に習得しているのですね。

さて、最近うちの息子の宿題は、英語の小説(10ページくらい読んで来い等というもの)が多いのです。子供向けの本とはいえ、既に絵本の域を完全に超えており、ほとんど文字ばかりの小説が多いのです。そして、文章の内容も中学校上級生のレベルです。

日本の中学校の英語テキストでは、新しい単語や文法は、その章で習う為に出てきます。インター校の宿題で持ち帰る小説は、「家庭で普段使っているレベルの英語内容」が前提なので、現在進行形が出てこようと、現在完了形が出てこようと、それ自体を説明するような事はしません。漠然とであれ、知ってる事が前提になっているのですね。

このような状況を考えると、学校で必要な英語は、学校の授業だけで習得する事ができません。大人のレベルの英語会話をどこかで「補習」する必要があります。

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