苦手な算数を克服する

2月 23rd, 2005 Categories: 海外子女教育

英語力を補強した息子は、授業にもより積極的に参加するようになり、先生のアシスタントを買って出るようになりました。ところがK-2(幼稚園年長クラス)になると、99までの足し算と引き算が算数の授業ではじまりました。授業中にじっくり座って先生の話しに集中できない為に、2桁の足し算や(特に)引き算が苦手になったようでした。

K-2クラスが始まって最初の父母面接の時に、息子の足し算・引き算の能力が少し足りないという指摘を受けました。算数の時間では、いつも最後まで答えを考えているのだそうです。

最初驚いたのは、K-2で2桁の足し算や引き算をやるのか?という事でしたが、考えてみればべつにおかしいわけではありません。

学校からの帰り道、いろいろ対策を考えました。

5歳の子供には、テストの為に勉強するというコンセプトはありませんから、面白ければ足し算や引き算でも積極的に取り組むでしょう。そこで、足し算や引き算をゲームのようにして習得させるために、どのような方法が良いか考えました。

最初に行ったのは、カード遊びです。白紙のカードを文房具屋で買ってきて、1から15くらいまでの四角い積み木の絵を書いて、その絵の上に数字を書き足しました。そのカードを2つ組み合わせて、足し算のしくみが直感的にわかるようにしてみました。

5+6の場合、5のカードには四角が5個、きれいにならんだ絵を描き、6のカードには5個の四角のかたまりの上に、1個の四角が少し離れて乗っているような絵にしました。意識的に、5+6を、5+5+1に分解して、5+5が簡単に10になるようにして、更に1を足せば11になるようなしくみにします。

食事の後で、子供と2人で床の上にカードを広げて、楽しい雰囲気をつくるように気をつけながら、このような方法で、息子と足し算の練習を繰り返しました。簡単な足し算と引き算の仕組みは、すぐに理解したようでした。この練習を1週間くらい続けました。

次に、10個の色付きの玉が10列ついた大きなそろばんのような教材を、おもちゃ屋でみつけて買ってきました。これを使って、再び足し算の計算練習を行いました。最初は10玉そろばんの1番上の段だけ使い、私が人差し指を使って、10個の玉のある箇所から玉を左右に分けます。たとえば左は6個、右は4個という具合です。そして、6たす4は?と問います。最初は戸惑いますが、足して10になるパターンで何回も繰り返しているうちに、いつも10になる、何と何を足すと10になる、というルールが飲み込めてきます。

次に、いまの逆の計算、すなわち10から4引くといくつ?というように引き算の問いをします。足し算のすぐ後で、さっき足した数字を引いて答えを求める問いを繰り返します。これも、じきにルールを飲み込みました。

この足し算と引き算のやり方の細補足説明ですが、子供は最初、玉の数を数えようとします。まあ、指で数えるのと同じようなものですね。しばらくして慣れて来ると、今度は「頭の中でパッと考えて答えてよ」とリクエストします。玉を数えたり、指で数えたりするのではなくて、頭の中で考えるような練習です。

10までの足し算、引き算を数日くりかえした後で、今度は10玉そろばんの上の2段を使って、20までの足し算と引き算を数日間練習しました。20までの足し算を頭の中でやらせるのは、ちょっとまだ難しいようでしたので、玉を数える方法と併用しました。

これを繰り返して、100までの足し算、引き算が(ある程度)できるようになるまでに3週間くらいかかりました?仕事の都合もあるので毎日はできませんでしたが、週に3-4日づつ行いました。

ところで子供というのは、憶えるのも早いが、忘れるのも早いのですね。ちょっと油断していると、たちまち20までの足し算や引き算を間違えるようになります。一度できるようになっても、定期的にリフレッシュパルスを脳へ与えなければならないんです。

そこで、公文の塾の科目を英語から算数へ変える事にしました。公文の算数は、毎日たくさんのドリル(わりと単純な計算問題)をただただ解いてゆくのです。

ある日、面白い事に気がつきました。公文の宿題(計算問題)をやらせていた時に、日本語で問題を読みながら解くよりも、英語で読みながら解く方が、答えを出す速度が明らかに速いのです。答えの精度も、英語の方が良いようでした。

それを見て思ったのは、脳の計算ロジックも英語と日本語では違うのかもしれないという事です。これは、学校の授業が英語だからでしょうか。

(そういえば「ロシア語で考えろ!」という映画がありましたね。主演はクリントイーストウッドでしたでしょうか?)

このように頑張ったおかげで、算数が苦手だった息子は、クラスで一番に算数の答案を書き終える事ができるようになって自信がつき、算数が大好きになりました。

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