現代の緊急避難場所

2月 1st, 2005 Categories: 1.政治・経済

思い返せば40年ちょっとの人生の中で、大きく凹んで辛かった事は何度もありました。そんなときに現実から完全に逃避する事なくここまでこれたのは、運がよかった事もありますし、仲間が助けてくれた事もありました。

ですから、私はホームレスになった人自身を否定しません。私は強者でも勝者でもありません。

私の2つの記事は、ホームレスの人へ向けたものではなく、ホームレス以外の人たちへの意見として書きました。

人がホームレスになる事を弱者の緊急避難場所、「しかたがない事」として同情する事は、一種の自己憐憫のようなものだと思います。否定するより同情する方が楽ですが、それでは問題はなにも解決しません。

人がホームレスになる事を擁護する人は、実は、ホームレスを生み出した社会や、ホームレスをそこに留め続けさせる社会を肯定し、更に、ホームレスがそこから社会復帰する可能性をも狭めているのかもしれません。

人をホームレスという枠に入れる事によって、自分がなにかの行動をとる事を保留してしまうのではないでしょうか。そして、最後には忘れる事ができます。身近にホームレスが来るまでは。

人間は傷ついて弱くなる時もあるし、傷癒えれば元気にもなります。現代社会に生活難民の緊急避難場所が必要ならば、路上や公園ではなくて、人間としての尊厳を保ちつつ心の傷を癒す場所としてどんなところがふさわしいのか、みんな考える事ができるのではないでしょうか。

一人で考えたところで、なにも変わりはしないでしょうが、みんながブログの上で大合唱すれば、なにかが起きるかもしれません。

傲慢な意見かもしれませんが、私は常に前向きでいたい、上を向いていたい、どうしたら解決できるかを考えたいと思っています。

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