幸せになれない日本人

日本の企業は閉鎖的なので、大手企業は同業他社からの転職を取らない事で、自社の社員の転職を防ぐムラ社会を構築しようとします。池田氏のブログ記事によれば、外部オプションが少ない事が問題のようです。

たまたまですが、グループウェアで有名なIT企業のS社の方とさっき雑談しているときに、景気の話しになりました。その時の話しですが、日本人は学校で「まず他人を幸せにしてから、自分が幸せになりなさい」とムラ社会で上手に生きてゆく基本ポリシーを教え込まれます。自分だけ幸せになる人は協調性の無いエゴイストという訳です。

「自分だけ幸せになってはいけない」という文化の弊害として、こんな不況の時にうちだけ広告を出せない、自分達だけ飲みに行けない、旅行に行けない、そういう自粛を促す重たい空気が日本全体を覆いつくして、かくも悲惨な経済状態を作り出しているのではないでしょうか。

ところで外部オプションの話しにもどりますが、日本には元気で儲かっている中小企業が非常に少ないように感じます。さきほど話したS社は、従業員のほとんど全てが転職によって入社してきた社員です。商品の付加価値(利益率)が高く、経済的に余裕のある会社には、生き生きしてユニークな社員が多いと感じます。こういう会社が日本に多くなれば、仕事や待遇に不満を持つ優秀な社員が大企業から転職する為の外部オプションになるのでしょう。

表題についての補足:
世界中の人たちが「まず自分が(経済的に)幸せになる事」を第一優先に競争している中で、日本人だけが、自分の(経済的)幸せをおおっぴらに追求し難い状況は、グローバル競争において大きなハンディキャップとなっているのかもしれません。

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One Response to “幸せになれない日本人”

  1. Faulenzer
    9月 5th, 2009 at 09:31
    1

    >「自分だけ幸せになってはいけない」という文化の弊害として~
    このへんは「自分だけ幸せになってはいけない」という文化の弊害というより「出る杭は打たれる」の害のように思いますね。「自分だけ幸せになってはいけない」を履き違えて押し付けているのだと。
    今幸せになれる奴はなればいいんです。で、自分が幸せになる事で他人を幸せにすればいいんです。飲みたければ飲む。旅行に行きたければ旅行に行く。金があるなら持ってる奴が使う。自分が動けば誰かが幸せになる。右にならってじっとしていれば誰も幸せになれない。そう思います。

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