生活難民になる自由はあるか

1月 29th, 2005 Categories: 1.政治・経済

苦しくて自殺したい人に向かって「人には、自分で死ぬ権利はないんだ」と言ったお医者さんがいました。それでは、政情も経済も安定している日本で、生活に厭きた人が生活難民になる自由はあるのでしょうか?私は、生活難民になる自由も無いと考えます。

ホームレスの事を生活難民と言い表した方がいました。愛欲の解毒場のうなさんです。なんて、言い得た言葉だろうとびっくりしました。ホームレスよりもよほど状況をよく表した言葉だと思います。

さて、生活難民という言葉を再定義してみます。

1)普通の社会生活を継続するのが精神的に苦しくなり、
2)家族、職場、政府へ義務や責任を放棄して一人で逃げ出し、
3)極めて不安的な収入状態のなかで、
4)自由意志で、
5)公園、地下道、河川敷等に無許可で滞在している人。

全ての人間には、生存し、幸せになる権利があると言います。

好きな場所に住み、好きな職業を選ぶ権利もあるそうです。

日本国民であるかぎり、税金を払っていようがなかろうが、それを守るのが日本国政府であると言います。

ちょっと待ってください。それは確かにあるでしょう。でも、その前に「但し」という言葉がはいるはずです。

1)但し、自分で努力する事。
2)但し、他人に迷惑をかけない(法律や条令を守る)事。
3)但し、日本国民に定められた義務(税金を支払う事)を果たす事。

私が生活難民になる自由を否定する理由は、この3つの「但し」をひとつもクリアしていない(したくない)人たちだからです。

生存する権利には、自分で生き続けたいという努力(義務)が伴います。

生活難民(ホームレス)は、職業ではありません。

好きなところへ住む権利には、「合法的に」という条件が加わります。

高校生が毎日、コーラとスナックを持ち寄って、空き地で宴会を開いていたらどうなるでしょう。不良学生として補導されるでしょう。両親が警察へ呼びつけられて、おまわりさんに怒られるでしょう。度重なれば更生施設へ送られて強い指導をうけるでしょう。

生活難民は、その延長線上にあります。不良学生が補導されるのに、不良社会人は野放しでお咎め無しですか?

生活難民を続けるという事は、軽犯罪(や地域の条例違反)を犯し続けるという事ではないでしょうか?

世の中の常識では、「犯罪者になる自由」があるとは言わないと思います。

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