無線LANネットワークとは何か

6月 21st, 2004 Categories: コンピュータ及び科学全般ネタ

ブロードバンドにつながった無線LANのアクセスポイント(AP)は、たくさんの家庭に普及し続けています。APのアクセス範囲は、場合によっては半径数十メートルをカバーします。意図的かどうかは別にして、これらAPには、外部者のアクセスを制限していないものもたくさんあるでしょう。

こういうの無線LANのAPについて、知人のブログサイトに、あるコメントが書き込まれました。

いつだったか、HOT WIREDに書かれていたコラムの一つで、ロスの街中にある、何キロにも渡って認証なしで無線LANにアクセスできる道について触れた記事を読んだ事があります。

その道沿いの多数の家が、ブロードバンドにつないだ無線LANのAPを、(意図的かどうかは忘れましたが)部外者のアクセスを制限ぜずに使用しているのだそうです。その道を通ると、何キロにもわたって、どこかの家の無線LANでインターネットに接続できるのです。

この記事を読んで、なるほど、インターネットのネットワークはかくあるべしという印象を得ました。流石はインターネットを発明した国だと、思わず膝を打ったものです。企業や行政ではなく、各家庭が(ボランティアの様に)草の根的にインターネット接続のサービスを提供するというアイデアは、まったくすばらしいものに思えました。

インターネットのネットワークは、そもそもが草の根的なつながりの総体として成り立っています。家庭のAPが、草の根ネットワークの末端の役割を果たし、路上や公園などのパブリックスペースをカバーできるようになれば、理想に近いネットワークが出来上がりますよね。

このような草の根ネットワークは、考え方としては良いのですが、理想と現実のギャップを埋める事も考える必要があるかと思います。家庭のAPを、路上や公園から不特定多数が使う時に、行政(警察)は一定の管理を求めて来るでしょう。誰が・何時・何処へアクセスしたかという事です。

インターネットの基本精神から外れるとは思うんですが、年々増えるウイルスや、古くからあるハッキングに対抗するために、どこの国の警察組織でもトラフィック情報を管理・監視したがってます。具体的にはアクセスログの記録と提供です。

こういう部分は、APメーカーが一工夫すれば解決できるでしょう。出荷時のデフォルトでログを取るようにして置き、AP使用者のメールアドレスへでも送るようにすれば良いかと思います。なんでも行政まかせ、なにかというと事なかれ主義が蔓延する日本では、こういう事は来世紀にでもならないと無理かもしれませんがね。

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