ペットの犬猫を禁止

12月 9th, 2004 Categories: 1.政治・経済

飼い主のいい加減な飼い方に憤り、ペット反対と叫ぶ気持ちは(感情論としては)良くわかります。しかし、犬や猫をペットとして飼う事を本当に禁止したら、どんな事がおこるのでしょうか?

ninotika-sanの「ペット反対」にコメントを付けていたら、全文記事まるごと私のコメントへの反論で埋まった「ペット反対 続き」いう記事を立てていただきました。私のコメントでこのようにファイトの炎を燃やして頂けて大変光栄です。

私は、「かわいそう」という感情論をなるべく抜きにして、多くの人が同じ物差しで議論できるように、ペット反対の論拠の不合理さを「理屈」で訴えてきました。ところが、返ってくる反論の多くが、「かわいそう」という感情論を出発点(あるいは終着点)とした議論から離れられません。

このままでは感情論と理屈の水掛け論になる可能性があります。こういう場合、理屈は感情に弱いので、議論する上で私の方が不利です。つらつらと考えていたときに、秘策が思い浮かびました。そこで、議論の方向性を修正して、違う観点からアプローチして見たいと思います。

まずは、下記の犬の起源、猫の起源(とリンクサイト)の熟読をお願いします。

【犬の起源】
飼い犬の起源は1万4千年(氷河期が終る頃)くらい前に、小型の狼が飼い慣らされたという説が最も有力のようです。現在、人間がペットとして飼っている犬の生物学的分類は下記の通りです。

ネコ【目】 - ネコ【亜目】 - イヌ【科】 - イヌ【亜科】 - イヌ【属】 
  - タイリクオオカミ【種】 - イエイヌ【亜種】

【猫の起源】
飼い猫の起源は、7千年(紀元前5千年)前に古代エジプト人に飼い慣らされたリビアヤマネコだと考えられているようです。現在、人間がペットとして飼っている猫の生物学的分類は下記の通りです。

ネコ【目】 - ネコ【科】 - ネコ【属】 - ヤマネコ【種】 - イエネコ【亜種】

蛇や鳥などは、今でも自然の種を取ってきてペット用する事も可能なようですが、イエイヌ【亜種】とイエネコ【亜種】だけは、自然の種を捕獲してペットにする事は不可能ですね。

つまり...

【野生のイエイヌ亜種】
いません。その言葉自体が矛盾ですね。
祖先の動物であると思われる狼は動物園に、ジャッカルはアフリカの草原にいます。

【野生のイエネコ亜種】
同じく、いません。その言葉自体が矛盾ですね。
祖先の動物であると思われる各種ヤマネコは、あちこちの国の山中やジャングルにまだ少しはいると思われます。

さて、ここまで読んで頂ければ、

 もしイエイヌ【亜種】やイエネコ【亜種】を家でペットとして飼う事を、全世界で、徹底的に禁止したらどうなるでしょうか?

ペットを飼うのに賛成の方も、反対の方も、すでに答えはお分かりの事とおもいます。

街中や裏山で野生化しているイエイヌ【亜種】とイエネコ【亜種】を除き、すべてのイエイヌ【亜種】とイエネコ【亜種】は絶滅するでしょう。

これで動物園にも反対したら、イエイヌ【亜種】とイエネコ【亜種】はいったいどこで生きられるのでしょうか。

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