犬や猫を食べるのは野蛮な事か?

11月 18th, 2004 Categories: 1.政治・経済

イルカや鯨の話しをしていたら、それじゃあ犬や猫などのペット(愛玩動物)を食べるのはどうなんだ、という方向に流れてきたので、ついでにそれも考える事にしました。
(タイトルが長すぎるので短い表現に直しました)

イギリスやアメリカの人から見ると、鯨やイルカを食べる日本人は、東洋の野蛮人という事になるのでしょうか。

わたしの世代(??歳代)までは、イルカを食べる人はさすがに少ないと思いますが、鯨を食べる事はかなり一般的だったと思います。商業捕鯨禁止になるまで、鯨を食べる事は、日本人の文化の一部であったと思います。ですから、鯨を食べる事が野蛮な事だと思う人は少ないはずです。

鯨に関しては、明らかに文化の違いという事じゃないかと思いますね。それでは、犬や猫を食べる事は、単に文化の違いなのか、あるいは人としてあるまじき野蛮な事なのでしょうか。

さすがに今の日本人は、犬も猫を食べたくないでしょう。食えといわれて犬鍋や猫鍋をだされても、キモチ悪くてたべられないんじゃないかと思います。(少なくともわたしはそうです)

でも終戦前後まで、(猫を食べる人はほとんどいなかったでしょうが)犬を食べる人はいました。わたしの母も兄弟と、戦時中に野犬をつかまえて、つぶして食べたと言ってました。犬は殺したあとで地中にしばらく埋めておくと、臭みが減るのだそうです。(ほんとに効果があるかどうかは不明ですが)

ところで、お隣の国である中国の市場へ行くと、牛や羊の肉の隣に、皮が香ばしくパリパリに焼けた犬の丸焼が吊るされ、3枚におろした猫肉が、うらめしそうに空虚を睨むお頭と共に売られていたりします。たまには檻に入ったサル(中国でもさすがに違法)が、通行人をキョロキョロと眺めていたりしますし。(友人がシンセン郊外のレストラン前で目撃)

これってきっと、日本人のセンスでいうと、「なんて野蛮」っていう事になるのでしょう。

しかし、そんなに簡単に野蛮って決めてしまって良いのでしょうか。ある国でペットの動物でも、他の国では食用であって悪い事はないはずです。

たとえば馬。日本では、馬肉の刺身は居酒屋で酒の肴としてよくお目にかかります。これが英国へ行くと、馬は貴族が愛する動物として扱われ、おおっぴらにレストランとかで食べると、かなり問題になるでしょう。(香港も昔は英国統治領だったですので、日本料理店で馬肉料理をおおっぴらに出せません)

まあそんな感じで、愛するペットだから食べちゃいけないという考え方は、普遍的な合理性をもっていないんじゃないかという結論です。このような好き・嫌いの感情は、同じ価値観を持つ人たちだけの間で共有すれば良いのではないでしょうか。

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