子供が熱を出して電車の中で吐く
会社で仕事をしていたら、子供の送り迎えをしているメイドから電話がかかってきました。学校から帰宅の途中、電車の中で子供が吐き、そのままぐったりしてしまったとオロッています。子供と話しをしましたが、ヘロヘロな感じです。メイドに、そのままドクターの所へ行くよう指示しました。
それから一仕事して時計を見ると5時40分。ちょっと早いですが、今日はもう帰る事にしました。
ドクターのオフィスは家からすぐなので、帰りに寄って診療代と薬代を払ってきました。HKD280(3750円)です。日本での診療費と比べると高いと思われるかもしれませんが、香港ではこんなもんです。
受付で子供の病名を聞くと、Bronchitisという病名です。なんだろうと思い、自宅のエキサイト英和翻訳で調べると、気管支炎でした。
へぇー、気管支炎なのに嘔吐とかするのか。てっきり消化器系の感染症かと思ってました。
安く済ませようと思ったら、朝一番でいくつかある政府病院の一般窓口で診療を受けると、薬ももらえて診療代はほぼ無料です。ただし毎朝、地元の低所得者が長蛇の列をつくりますので、よほど根性がないと普通の日本人はギブアップするでしょう。
家に帰り、もらった薬をダイニングテーブルに広げてみました。
なんだか沢山ありますね。
InTheEar先生の話しでは、日本の子供の薬は、粉薬みたいな飲みにくいのがいろいろあるようですね。こちらでは子供用の薬は、ほぼ全てシロップです。
シロップの薬を左からご説明しましょう。
解熱剤 嘔吐の薬 痰の薬 咳の薬 鼻水の薬 抗生剤(cefibuten)
手前にある袋は座薬で、嘔吐の薬です。
子供がベッドルームから出てきて、居間をうろうろ歩き始めました。そんなに具合が悪いというようではないみたい。
帰ってきた奥様も、「わたしも具合わるーい」といって、ドクターのオフィスへ行ってしまいました。2人とも、ゴヘッ・ゴヘッと数日前から咳をしていましたので、同じ病気なのでしょうか。
子供が、喉が渇いたからなにか飲みたいというので、ヤクルトをちょっと水で薄めて、氷の2ついれたカップをわたしてやりました。うまそうに飲んでいたとおもったら、とつぜんグェーッ。
みんな吐き出してしましました。ハァー、残念。
それで今度は、マグカップにオレンジのジャムと蜂蜜を入れて、お湯で溶かした飲み物をつくってあげました。ただし、ゴクゴク飲まれるとまた吐くかもしれませんので、スプーンを渡して、これですくって飲めと命じました。
今度はOKみたい。
帰ってきた奥様が、子供が横になってTVを見られるように、居間にベッドを運びこみました。
世界ふしぎ発見の録画をみながら、うとうと寝ていたのですが、突然起きて、ベッドの上で吐き始めました。
おちついたところで、上の写真の解熱剤(左から1番目)と嘔吐の薬(左から1番目)をスプーンにとって飲せました。
これで落ち着くかなーと思ったら、今度はお腹が痛いと言い出し、トイレに連れてゆくと下痢をしました。
明日は、学校はお休みですね。
(翌日に書いた補足記事)
子供が下痢を始めたら、嘔吐感は消失してしまい、そのあとは水分(ポカリスエット)を摂っても、吐き戻す事はなくなりました。
やれやれと思っていたのですが、今度は1時間おきくらいに「UN!」(ウンコの意)といって子供に起されて、その度に、トイレに付き合わされました。ほとんど水状の白っぽい便です。
Googleで「子供 嘔吐 下痢」というキーワードで検索すると、たちまち多数の候補がリストアップされました。
子供の症状を整理すると...
最初に(頻発する)嘔吐と発熱
次に白っぽい水状の下痢が始まる
下痢が始まると嘔吐は止まる
今度はロタウイルスについて検索してみます。
●嘔吐下痢症、特に乳幼児冬季のロタウイルス …
●ロタウィルス下痢症
●ロタウィルス下痢症について
なるほど、うちの子供は6歳なので年齢的には典型的なレンジからは外れるようですが、嘔吐、下痢、発熱の原因はほぼ「ロタウイルス」じゃないかという事がわかりました。
ロタウイルスは、1週間くらい便に出てくるという記述がありますので、1週間はお休みするのですね。