Archive for August, 2013

大新聞の世論誘導事例:異常胎児選んで減胎手術

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今日の読売新聞に、「異常胎児選んで減胎手術」という見出しの記事が掲載されました。(ネタ元の記事はこちら)その記事を読んでいて、読者をある方向へ誘導する常套句的表現があったので報告します。

まず、ニュースの本体の要約を紹介します。多胎児を妊娠した場合に、出産のリスクを下げる為に減胎手術というのを行なっている事を公表しているマタニティー・クリニックが長野にあるそうです。その多胎児の中に異常児が見つかった場合、その胎児を選んで減胎している事例が36件あった事がわかりました。母体保護法は減胎手術について定めていないそうです。

で、読売新聞は「こうしたケースが明らかになった事で、今後、議論を呼びそうだ」と記事中に「新聞社の意見」をさらりと挿入しています。(下記の赤線部分)

スクリーンショット 2013-08-05 10.21.39 AM

 

しかし、実際にはそのような議論は未だどこにも無く、将来に起こるかも不明な状態で、火のないところに煙を立てようとしています。しかも、煙の立て方が非常に姑息です。弊誌の意見はこうだという意見を堂々と述べるのではなく、「誰かの議論を呼ぶ」という表現によって、あたかも客観的であるかのように「読ませ」ようとしています。

以前に、総務省は新聞報道の意図的な印象操作を法律で規制するべきだと述べましたが、今日の記事はその事例の1つです。

多くの読者は、新聞記事の中の事実と意見を分離して理解する事ができません。すべてを事実として誤認してしまいます。これを意図的かつ巧妙に行なっている既存の新聞社の報道姿勢はぜひとも法律により規制されるべきです。


1 comment - What do you think?  Posted by bobby - 2013/08/05 at 11:53

Categories: 1.政治・経済   Tags:

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