Archive for June, 2012

まず疑問に思って欲しいと思うもの

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昨日のBLOGOSで非国民通信さんが疑問に思って欲しいものという記事をあげました。消費者のリテラシーについての問題、あるいは政府の姿勢についての問題提起が記事の趣旨かと思われます。それ自体には同意しますが、ひとつ、ひっかかるところがありました。記事中でニュースを引用した下記の2点について、行政による積極的な広告の検査を肯定的に捉えているような印象を受けました。

1)問題点1
「都生活文化局は消費者行政の一環で、ネット通信販売のバナー広告などを日常的に監視しており、昨年度は約2万4000件をチェックした。」

問題点2
「サントリー食品インターナショナルが販売する特定保健用食品「黒烏龍茶」のテレビCMが誤解を招く恐れがあるとして、消費者庁が同社に改善を求める通知文を送っていたことが25日、わかった。」

上記のような行為を極端に行なっているのが現在の中国政府です。よく、中国は民主化されていないと言いますが、人々の生活に関する部分で外国人が非民主的だと判断する問題の多くが、実は人民の生活の為に事前に問題を除去しようとする規制行為の結果であるとは、何とも皮肉です。

このような政府による余計なお世話行為は、単に不要なだけでなく、消費者のリテラシーの低下を招く自滅行為と言えます。非国民通信さんには、まずこの点について疑問に思って欲しかったですね。


Be the first to comment - What do you think?  Posted by bobby - 2012/06/30 at 15:06

Categories: ブログ評論   Tags:

少子化は1973年から始まっていた

池田信夫blogにデフレは不況の原因ではないという記事が6月6日にアップされました。これは、その前々日にアップされた「デフレ脱却」なんて意味がないのフォロー記事です。この記事のコメント欄に、不況の原因はデフレであると主張する方々に道理を説いて頂いたTaro Okamotoさんという大学で経済を教える非常勤講師の方と、引き続き不況の原因について議論させて頂いております。

私が人口減少すると総需要も減少し、景気が悪くなるのではないかと述べたところ、Okamotoさんから下記の指摘がありました。

「理論的には、ソローの経済成長モデルが一般的ですが、定常状態における消費支出は、通常の生産関数を想定すれば、実は(他の条件を一定として)「人口減は消費支出を増やす」という結論が導けます。長期的に見て、人口減は1人当たり資本ストックと1人当たり所得を増やすので、人口減は消費支出を増やします。おそらく、この何十年か先は案外暮らしやすい世の中なのかもしれません。また、小生はこの観点から、政府による少子化対策には疑問を持っています。」

パイの量が一定と仮定すれば(或いは、パイの減少分が人口の減少分より少なければ)、配分する人口の減少は、一人あたりの配分量を増やす事になるという意味かと推測しました。この認識が正しいとすれば、理屈としては納得できます。しかし、ここで納得してしまうと、日本の長期不況の原因の説明がつきません。そこで、確認の意味もあって、総務省の統計(2−1 人口の推移と将来人口)をもとに自分で資料を作成してみました。すると、実は日本の人口はいまのところ目に見えて減っている訳ではない事がわかりました。 つまり人口減少モデルを日本に適用する事は、いまのところ適切とは言えないという事です。

それでは、いまの日本で何が問題かというと、同じく総務省の統計(2−1 人口の推移と将来人口)の年齢3区分別人口構成比(%)のデータをもとに作成した下記の表によれば、赤で示された生産年齢人口(15〜64歳)の減少が問題だと考えます。つまり、日本の人口は2000年頃に頭打ちになって横ばい(実際には2005年から微減)だが、旺盛に消費する人口は1990年をピークに、減少し続けているという事です。

上の図はどこが生産年齢のピークか解りづらいので、各年齢グループを折れ線で比較できる下記のグラフも一緒に御覧ください。

上記で生産年齢人口の減少というのは、昨今叫ばれている少子化の問題、つまり出生率の問題が元になっていると考えられます。下記のようなグラフを見られた方は多いかと思います。(佐世保高専の牧野一成さんの地理学研究室のサイトよりグラフを拝借いたしました。)

この図でも直感的に、若年人口が減少して老年人口が増大している事はわかりますが、より定量的な比較を行う為に、総務省の統計(2−17 出生・死亡数と婚姻・離婚件数)から、下記の図を自分で作成しました。

1973年といえば第4時中東戦争を引き金に第一次オイルショックが始まり、1954年から19年間続いた高度成長期の終焉を迎えた年です。高度成長と出生率の間にどのような関係があるのかは、ここではツッコミませんが、経済成長の終った翌年から出生率の低下が始まった事は明白なようです。

Okamotoさんとの議論からは脱線しますが、2回のオイルショックの後も不動産バブルが弾けるまで、経済成長が続いた事を考えれば、昨今言われている少子化の原因がはたして正しいのか、もう一度検討を要するのではないかと思っています。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by bobby - 2012/06/27 at 18:23

Categories: 1.政治・経済   Tags:

最近少ない、ぱっちり目の綺麗な台風6号(2012/06 – 930hPa)

夕方外出しようとしたら、マンションの出口に台風シグナル1の表示が目に止まりました。家に帰って調べると、香港へ向かっているのは熱帯低気圧でしたが、フィリピンの東にりっぱな台風6号がいるのを見つけました。

国際気象海洋の台風進路予測によれば、台風6号の勢力は下記の通りです。

非常に強い台風 第4号
6月17日18時現在
フイリピンノヒガシ
北緯19.1゜東経127.3゜ 北北西 20 km/h
中心気圧 930 hPa
最大風速 50 m/s
最大瞬間風速 70 m/s
暴風半径(25m/s以上) 170 km
強風半径(15m/s以上) 南東側 460 km 北西側 370 km
予報18日 6時

非常に強い台風
オキナワノミナミ
北緯21.6゜東経127.0゜ 北 25 km/h
中心気圧 930 hPa
最大風速 50 m/s
最大瞬間風速 70 m/s
予報円の半径 90 km
暴風警戒域半径 260 km

 

Be the first to comment - What do you think?  Posted by bobby - 2012/06/17 at 21:24

Categories: 台風   Tags:

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