Archive for 2月, 2009
米国と日本と香港で、不況の原因を比較してみました。結論から先に延べれば、原因はどこも精神的な問題なのですが、当事者や背景が少しずつ違うところが興味深いですね。 米国が不況になった理由: 消費者は楽観的でいまでもお金を使い […]
資本主義と市民社会という池田氏の記事に対して、小倉氏が例によって重箱の隅をつつくような批判を繰り返していますが、これまでの批判のほとんどは、自ら取り上げた議題に足をすくわれるカタチで議論が終了しているようです。今回の表題 […]
麻生内閣の政府の成長戦略について池田氏は、こちらの記事のように、「成長産業を決めるのは経産省でも日経新聞でもなく、市場である。政府がやるべきなのは、特定の産業に「重点投資」する産業政策ではなく、私が先週の週刊東洋経済に書 […]
こちらの日経記事によれば、「厚生労働省は27日、昨年10月から今年3月の間に職を失ったり、失う予定の非正規労働者数を発表した。失職者数は15万7806人と1月調査と比べ約26%増加」して、初回の11月調査と比べ5.2倍に […]
Searchinaによれば、福建省の漁船が体長8メートル、体重5トンの怪魚を捕獲したそうです。オリジナル記事はこちらです。元記事消滅した時の為に、写真を下記に残しておきます。
円が98円台まで戻している。1月10日前後に89円前後から下がり始めた円が、ついに98円台まで下がってしまった。このままなし崩しに円高が終了すると、せっかく数十年に一度の構造改革の機会が失われてしまうようで複雑な心境だ。 […]
雇用のルールをどうすれば良いかという山崎元氏のブログ記事のコメント欄で、技術者の転職についての話題が盛り上がっています。 あるコメントは原子力技術者を例にとって、指名解雇できるようになった場合の危惧を述べています。 技術 […]
改正建築基準法の問題で、構造計算書偽造問題を改善する為の最も有効で効果的なソリューションは改ざん不能な構造計算プログラムにする事でした。またこの方法であれば、業界の混乱はプログラム改善するまでの一時的なものであり、現在の […]
池田氏のアゴラ記事によれば、これからは都市国家の時代です。人口を都市に集中させる事で経済を効率化させて内需を拡大させるのです。それならば、香港は世界有数の人口密集都市であり、しかも香港は、こちらの表によれば、香港は14年 […]
こちらの記事にもあるように、改正建築基準法は多数の建築技術者が非難し、かつ多くの建築会社が倒産している悪法のようです。これに対して批判する池田氏を、小倉氏はこちらのように「新自由主義って,人命に特段の価値を見出しません」 […]
池田氏の記事によれば、北欧諸国の中でも「雇用の柔軟性(flexibility)と保障(security)を両立させることを目標にしている」のがデンマークとオランダだそうです。昨年見たNHKの北欧の特集番組でも、大手工場が […]
山崎元氏が雇用のルールをどうすればいいかにいて、「正社員の解雇の仕組みを整えるべきだということと、転職の際に不利や障害のない仕組みにした方がいいということの二点」について述べています。 1)正社員の指名解雇について 「会 […]
派遣村騒動以来、経済問題の記事を書き続けています。香港に住んで20数年になるからかもしれませんが、自分の価値観に一番フィットするのが、池田氏が提案する、規制緩和や雇用の流動化といった経済自由化政策です。それでいわゆる「新 […]
経済格差(貧富の格差)とは何かについて、こちらの記事に書きました。それでは経済格差を緩和させるにはどうしたら良いでしょうか。その方法について考えてみたいと思います。 結論から先に述べると、貧富の差を格差たらしめている(富 […]
昨日の記事で、格差社会とは「階層間格差が大きく、閉鎖性が強くて、階層間の遷移が不能もしくは困難な社会」と言いました。ところでwikiを読むと、格差にはいろいろな種類があるようです。格差の代表例は貧富の格差(経済格差)です […]
格差社会とは何でしょうか。wikiの定義(*1)を要約すると、「階層間格差が大きく、社会の閉塞性が強くて階層間の遷移が不能もしくは困難な社会」と述べられています。金持ちが金持ちであり続け、貧乏人の息子が一代で金持ちになる […]
小倉氏が新自由主義の例を語る時、経済破綻した途上国への導入例ばかりあげています。チリは例外ですが、アルゼンチンやほかの国は、IMF主導(融資と再建案の抱き合わせ)で始まる事が多いようです。IMFの再建案はなぜ、新自由主義 […]
小倉氏は新自由主義の失敗例を探す事に熱中するあまり、同様の戦術ミスを繰り返しているようです。先の記事では、チリのピノチェトの虐殺や失業増大と新自由主義を結びつけようとしましたが、この記事で明らかにしたように、新自由主義的 […]
国敗れて山河ありといいます。日本政府がなくなってもそこには依然として日本列島の山河があり、そこに住む人は残っています。ところで、企業がなくなったら、労働者は労働者でい続ける事ができるのでしょうか。 鶏が先か卵が先か、とい […]
1970年代のチリは、国有化された銅山の富が国を養っているような状態だったのではないでしょうか。当時は輸出の70%をが銅が占めており、それ以外にはワインやアンチョビなど、第一次産業しか産業がなかった。そのような後進国で過 […]
解雇規制を緩めて、雇用の流動化を促進させる政策を取ったとしたら、実際にはどのような事が起こるのでしょうか。小倉氏は「消費の原資が減少するので、当該社会に属する消費者は商品やサービスを購入しなくなる」と述べていますが、どう […]
小倉氏はこの記事で、チリのピノチェト政権下での圧制と経済政策を結び付けて、池田氏や木村氏の主張する意見を批判しておられるようですが、虐殺はピノチェトの責任であって新自由主義的政策そのものの責任ではありません。明らかに批判 […]
小倉氏は「労働生産性に等しい所得を得ることが公正だと思う人はいないのではないかという気がします」と否定的に述べられていますが、青色発光ダイオードの中村修二氏をはじめとする研究開発従事者、それに会社へ直接の収入をもたらす営 […]
生物における進化の話しの多くは、単細胞のバクテリアから(生物進化の頂点である精神と知性を備えた)人類までの種の進化(こちらやこちらの図を参照されたし)を前提として進められます。しかしながら統計的手法で生物進化を観測すると […]
小倉氏が述べた「1株あたりの純資産額を高めることは、株式の客観的価値を高めること」は低リスクが求められる業界や財務状況の悪い企業が株価を高める為には有効です。しかしながら、それ以外の健全な財務状況の企業にとって、余剰金を […]
池田氏によれば、日本人の家計がローリスク・ローリターンの現金・銀行預金に大きく偏っており、結果として内需拡大を阻害している。最大の構造改革は、積極的にリスクを取った投資を行うようにする事だ、と述べています。この傾向は家計 […]
ローリスク・ローリターンは今の日本人の国民性でしょうか。池田氏のこの記事によれば、家計ポートフォリオの国別比較で、日本の家計資産の50.4%は現金・貯金だそうです。日本人に必要な「最大の構造改革」は、株や投信など、もっと […]
池田氏はこれやこの記事で、日本や新興国の過剰貯蓄が世界を不安定にすると述べています。つまり、「世界のGDPの2%にのぼる日本や新興国などの過剰貯蓄が行き場を失い、新たなバブルを引き起こすリスクも大きい。特に日本は、国内で […]
派遣切りを非難する人の中には、米国の不動産バブルやサブプライムローン証券(CDO)の破綻が原因だから日本の労働者は無関係だと述べている意見をしばしば見かける。しかしリーマンの買収を行った野村證券を始め、日本の金融機関は、 […]
小倉氏が指摘されたジニ係数ランキング表を見ると、香港はワースト16です。香港の上下には、高インフレや社会不安が蔓延するアフリカや南米諸国の名前が連なっています。 労働者が勤労意欲を失うのは何故でしょうか。南米やアフリカの […]