失敗から学ぶ株式投機体験談

息子が株を始める

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以前に、10歳の息子に株のディーラーを勧めてみましたが、見事に失敗しました。理由は、そもそも株や資本の概念が理解できず、株の売買の入り口でつまずきました。あれから3年、いまだに株の概念は理解できていないようですが、株式投資の師を得て、株の売買でお金を儲けられるという事は理解したようです。

息子が株式投資をはじめたきっかけは、クラスメイトの父親と知り合った事です。息子の入学した中学では、男子生徒の間でウォーゲームが流行っており、彼も誘われて、クラスメイト数人と始めました。

実際のウォーゲームでは、大人の参加者に混じってゲームを行います。その中にクラスメイトの父親も含まれていました。彼の事を仮にW氏と呼びましょう。W氏は毎週のように息子とウォーゲームに参加し、家には何十もの高価なエアガンを持っています。ウォーゲームに夢中の息子にとって、W氏は夢のような存在、つまりヒーローです。そこで彼は、「W氏のようになるたい」と考えるようになりました。

W氏は55歳。中国で繊維関係の工場を経営していましたが、98年の通貨危機で商売が難しくなり、それを機会にすっぱりとリタイヤ。それからは得意の数学能力を生かして、株式投資で生業を立てているそうです。

このようなW氏をコピーする事に決めた息子は、野村のバーチャル株式投資倶楽部を半年前に始めました。もちろん、株とは何かという概念は理解していませんので、彼にとって株はゲームと同じです。適当に売り買いを始めましたが、それで儲かる訳はありません。毎回、損をします。一時期、「どの株が上がるか」と毎日のように聞かれましたが、そんな事は「神のみぞ知る」です。

息子が中学2年になり、週末はW氏の家に泊まりに行く事が増えました。W氏の息子は彼の親友で、しかもクラスの同じ学習グループに所属していますから、W氏の家に集まって、学校の課題を作成するようになりました。W氏と過ごす時間も増えて、株式投資のやり方を学ぶ機会が増えたのでしょう。

最近はじめたケイゾンのトレーディングダービーの47回大会で、1317人中で6位に入っています。(まだ終わっていない)

47回大会は19日目ですが、実を言うと彼は、大会初日から参加していたアカウントは損を出して使用を止め、新しく作ったアカウントで再挑戦中です。他の参加者の大会日数が19日なのに、彼だけ8日なのはその為です。

新しいアカウント(B-52)で好成績を出せた理由は下記の要因だそうです。
1)地震で下がっていた東電を買い、1時間後に値が上がったので売って、100万儲ける。
2)原発は福島第一の事故で「終わった」と思ったので、安全な発電という事で日本風力開発を買い、ストップ高を記録した時に売って500万円儲ける。
3)後は細かい取引を重ねて、儲けを1000万円台に乗せる。

短期で利益を出す売り買いが多いようです。

半分はまぐれ当たりのような感じですが、トレーディングゾーンで好成績を出しているのでブログネタにしてみました。


Be the first to comment - What do you think?  Posted by bobby - 2011/04/24 at 10:07

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息子に株のディーラーを薦めてみた

最近の若い世代のような無気力人間にならないように、自分の子供の教育には気を使ってきた。特に気を使ったのは、(子供だから欲しいものは沢山あるが)少しだけ買い与えるようにして、常に欲求が残るようにしてきた。そのせいだろうか、もうじき11歳(小学5年生)になる息子には強い物欲がある。

PSP3000などゲームマシンは当然として、スライド式フルキーボードのついたPDAとか、ソニーの最新型Pシリーズのミニパソコンのような、大人びたものも含まれている。そして、強い物欲を持っている為だろうか、将来の夢(職業)は「大金持ち」だそうである。妻は医者とか弁護士といったありきたりな職業を吹き込んでいるが、こういう職業はいまどきそれほど収入が良いとはいえない。おまけにかなりの激務になるので、稼いだ金を使う時間が無いかもしれない。

本人の希望は単純で、「身体的な危険の伴わない」安全な仕事で、給料がすごく良い職業が良いようである。昨日も息子から、「YouTubeの社長の年収は1億円ある?」と聞かれた。彼の望みはなかなか高そうだ。そこで、私が(仕事がら)あちこちの客先に出入りしながら見てきた中で、非常に良い給料の職業を薦めて見た。それは、銀行や証券会社のディーリングルームにいる、自己ポジションで株の売り買いをしているディーラーである。為替と違って株のディーラーは、地元の株式市場が開いている時にしか売り買いをしないので、実労時間は1日に4-5時間程度だ。昼飯は11時半から1時半までゆっくり食べれるし、残業も(管理職以外は)不要だ。祝祭日は100%休む事ができる。それでも良いパフォーマンスをキープできれば年収で数千万円くらいになるだろうと思っている。(もちろん、そこまで到達するのは大変だろうが...)

さて、株のディーラーと言っても、10歳の子供にはピンとこない。まずは株式会社と資本金の関係から説明を始めた。だれかが会社をはじめる為には、最初にまとまったお金がいる。そのお金が資本金で、お金を出してくれるのが投資家。しかし、身近なところで投資家を探すのは大変。そこで株式市場というものが出来て、会社のお金を出して欲しい人と、もうかる会社に出資したい人が集まって、株券の売り買いをするようになった。この株の売り買いをする人がディーラー。ところが10歳の子供には、資本金が株券になって、それが売り買いできる事が理解できない。こまった...

次に説明したのは、コロンブス船長の船。スペインから船を出して、遠い国の宝物を掠め取ってくるにはすごくお金がいる。一人の金持ちから全部のお金を出してもらうのは難しい。そこで、たくさんの人から少しずつお金をだしてもらい、無事に船が宝物を満載して港に戻ってきたら、出資額に応じて儲けたお金を払い戻すしくみができた。ところが、そこから株券の説明に結びつけられない。

最後に、ママが会社を作ったら、という非常に身近な例で説明を試みた。ママが会社を作るのにお金が10万ドル必要。でもママはお金が無い。そこで1枚10000ドルの株券を10枚刷り、農家の人が野菜を市場で売るように、ママの会社の株券を株式市場で売って、資本金を集める事ができた。ママの会社が1年で100万ドルの利益を出して、それを出資比率で分配したら、株券1枚につき10万ドルのお金(配当)がもらえた。そしたら1万ドルを出して10万ドルをもらえるのだから、この株券には10万ドルの価値になった。この株券を持っている人が、自分の家を買うためにお金が必要になり、他の人に1枚10万ドル売ったとすると、差し引き9万ドルの利益になる。このように、値上がりする前の株券を買って、値上がりした後で売れば大儲けできるだろう。

身近な例を出して説明した為か、(株券がお金になる事はあまり理解できないようだが)お金が儲かる事は理解できたようだ。息子は、「ようするに競馬のような事が延々と続くんだね」と言ってきた。ちょっと違うのだが、まあ10歳という事で大目にみよう。「だからYouTubeの社長より、倒産したリーマンの社長の方が給料が何倍も良いんだよ。ボーナスだって10億円くらいもらっているのだから」と説明すると、かなり興味を引かれたようであった。

彼が社会人になるまで、株のディーラーが魅力的な職場であり続けてほしいものである。さて、彼は将来、どんな職業につくのであろうか。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by bobby - 2009/01/17 at 00:21

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失敗から学ぶ株式投機(2)

素人にとって、銭は理論上の存在でもゲームのお札でもない。ルーレットゲームで1万ドル賭けても平静でいられるが、マカオのカジノで1000ドル賭ければ、口から心臓が飛び出すほどにバクバクする。これが素人である。

昨年の夏に300万円であった銭は、株券に化けたあとで、今年の10月には30万円に縮んでしまった。さすがの私もそうとうドキドキしたが、10年の経験がものを言って、胃潰瘍は免れた。私が株を始めたのは、アジアに通貨危機が訪れる数ヶ月前であった。購入した株もファンドも、あっという間にキリモミ状態で墜落し始めた。600万円くらいあった金融資産が、1年くらいで5分の1になった。

その頃はフィリピンで事業を始めたばかりで、手元のキャッシュが底をついて、かなり値下がりした株やファンドを、泣く泣く手放して現金化した。株価がやっと買値近くまで戻した頃には、すべての金融資産を手放していた。香港に戻って半年ほどで、持っていた株が買値の5倍まで値上がりした。売らずに持っていれば、マンションが1軒買えた。うちの奥さんは泣いて悔しがった。そんな悲しい修羅場をくぐって来た俺にとって、リーマンショックもいつか来た道だ。
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前回見せたグラフの通り、私の銘柄は底値から260%も値上がりした。ここから上がるにしても、下がるにしても、そろそろ株券を一度、現金化すべきだと判断した。前回のレッスン1の通り、下がったら買い戻して株数を増やす。上がりだしたらすぐに買い戻して、上昇がひと段落する頃合を見て、また現金化する。平均購買単価HKD0.184の株券を、今日、HKD0.036で売り飛ばした。来週前半には現金が口座へ入金されてくるはずだ。

さて、目論見通り下がり始めるだろうか、それとも引き続き緩やかに上がり始めるだろうか。

ここで今日のレッスンだ。

レッスン3:
売る時には、株価が上がる時の買い戻し価格、下がる時の買い戻し価格を決めておく。

下がる目論見で売ったのだが、目論見が外れる事はよくある事だ。いくらまで上がったら、目論見が外れたと判断するか。いくらかで下がったら、利益確保の為に買い戻すか。気持ちが冷静ないま、それを決めておいて、かならず守る事だ。

今回、私の買戻し価格は、
上がる場合はHKD0.04で買い戻す。(目論見が外れたと判断)
下がった場合はHKD0.02で買い戻す。(目論見通りなので利益確保)

さて、市場はどう動くだろうか。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by bobby - 2008/12/19 at 00:47

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失敗から学ぶ株式投機(1)

株式投資には、リスク分散とかアセットアロケーションなどという言葉があるが、それは既に十分な種銭を持っている人が考える事であろう。手元に100万円しかない人が、国内株式に30万円、中国株に30万円、残りは投信買ってリスク分散だーっなどと考えるだろうか。そういう事は、年に15%のパフォーマンスが出れば左団扇で暮らせる人が考えればよい。

私の目標は、手元の100万円をいかにして短期で1000万円にするか、という事である。10倍というのは神業のようであるが、数年で株価が10倍になる銘柄なんて、探せば香港にはたくさんあるから不可能ではない。1000万つくったら、次はこれを5倍にしよう。種銭が5000万になれば、一般ピープル(死後)の種銭としては十分である。リスク分散して損しない投資に切り替えよう。インデックスファンドを買って、年で10%のパフォーマンスでも良い。1年に500万円の収入があれば、それだけで普通の暮らしができるじゃないか。老後は安泰だ。

100万円の種銭を短期で10倍にして、更にその5倍にする為には、ハイリスク・ハイリターンで行くしかない。だからこれは投資ではなくて投機、いやまさにバクチである。素人の私が10年に及ぶ失望と涙の経験から編み出した、「失敗から学ぶ株式投機」の術を、これから現在進行形(つまり種銭を増やしながらブログ記事を更新)で披露したい。このシリーズ記事が終了する時、それは私の種銭が5000万に達した(またはギブアップした)時であろう。

さて、第一回だが、いきなりピンチから出発する。昨年夏に1株HKD0.2で約300万円相当分買った銘柄Aだが、購入直後から値下がりを始め、サブプライムショックを経て更なる急降下。いまや購入時の5分の1の株価になってしまった。その状況を示したのが下図である。

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値段が下がりだした時、私は「なに、サブプライムなんて一過性の問題さ」と考えていた。まさか100年に一度の恐慌といわれるような大問題になるとは思っていなかった。それで、昨年末までに3割くらい値下がりして売り時を失った。さらに年末から加速度的に下がりだし、HKD0.2の株価が、今年の10月には0.015と10分の1以下に大幅縮小してしまった。これはさすがに動揺した。もしかしたらこの会社、潰れるんじゃないかと真剣に考えて、毎日、株価を見ては憂鬱な気持ちだった。

ところが最安値を記録した直後から少しずつ株価が上昇を開始して、気がつけば株価はHKD0.04と260%も上昇していたのだ。それを示すのが下図である。

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そこで第一回の株式投機レッスンは、値下がりしている時でも儲ける機会はある、という事だ。(空売りの事を言っているのではない)株価の下がり局面では、とりあえず手持ちの株を現金に変えて、十分に下がったところで買い戻すのである。金額は減るが、持ち株数は、値下がりする前より増えているはずだ。明けない夜は無いように、株価もいつかは最初の買値まで戻す日が来る。その時に、最初に買った株数より増えていれば、増えた分が利益として計上できるわけである。

レッスン1:
持ち株の値下り傾向が長期化する気配を感じたら、まずは売って現金化しろ。
下げ止まって上がりだしたら買い戻して株数を前より増やせ。

レッスン2:
心の平安を保つ為の、利益の勘定の仕方
買値より値上がりしている時は、 利益 = 今の株価 - 購買時の株価
株価が長期的に値下がりしている時は、 利益 = 今の持ち株数 – 最初の持ち株数

肝っ玉の小さい素人がバクチをするには、ピンチの時に心の平安いかに保つかが重要である。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by bobby - at 00:09

Categories: 1.政治・経済, 失敗から学ぶ株式投機体験談   Tags:

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